キュウ『Notion attain sky』発売!インタビュー

結成、再結成、事務所移転と流浪の芸人人生を歩んできたキュウのDVDがついに結実! 一度見たらクセになるとはまさに彼らのこと。漫才を“作品”と呼ぶにふさわしい、キュウの新時代の漫才から目が離せません。

●DVDを出すと決まったときのお気持ちは?
ぴろ:うちの事務所でまんじゅう大帝国と僕らの2組がDVDのベストネタを出せることになったと聞いて、本当にありがたいなと思いました。
清水:ほんとにシンプルにうれしいですね。
ぴろ:毎回単独ライブはDVDに残す前提でやってて。
清水:形として残すことは我々の悲願というか、そんな重いものでもないんですが(笑)、形にしたいって思いはずっとありましたね。

●DVDの内容はどのように決めましたか?
ぴろ:好きなネタをやろうと。
清水:そうですね。
ぴろ:極力YouTubeにあがってないネタは入れようとは思ったんですが。
清水:結構かぶっちゃったり(笑)。
ぴろ:好きなネタをYouTubeにあげちゃってるので。それでも好きなネタはDVDにも入れたくて。
清水:YouTubeはライブの映像なんですが、DVDは撮り下ろしなので、また違った見方もできるかなと。

●タイトルの由来は?
ぴろ:僕ら単独ライブやるときにタイトルやパッケージもいろいろ考えて作ってるんですが、今回はベストを詰め合わせたような内容なので、そんなに意味を持たせるものでもないし、でも意味のないものにはしたくないなと思って、その中間くらいの意味を込めました。僕らの歴史が詰まってるというか。
清水:過去の単独ライブではややこしいことをやってて、日本語をアルファベット表記にしてそれを入れ替えて別の日本語にしたタイトルとかありましたね。
ぴろ:今回は初めての英語タイトルで。ほかにも「A TINY NOTION TASK」とか候補があったんですが、これになりました。
清水:ほかにも考えてみたんですけど、基本僕ら意見が割れはしないんですよね。
ぴろ:最終的にどれがいいかなってなったときにはなんとなく意見が合うというか。
清水:ネタも基本はぴろが作ってくれて、「ここのボケあんまわからんなあ」とか、思ったところだけ僕が言う感じですね。信頼してます。
ぴろ:このDVDに収録したネタも、入れたかったネタがほぼほぼ一緒でしたね。

●ネタ順は?
ぴろ:ほぼできた順ですね。
清水:最初の「猿かに合戦」は2013年頃だったかな。ほんとに組んですぐくらいに作ったネタです。今よりどちらかというと謎解き要素がこの頃のネタには割と現れてる感じがするかなと。仕掛けが多いというか、最近のネタほうが見やすいかもしれないです。
ぴろ:できるだけいろんな種類の角度を探したりしてますね。
清水:ぴろがおもしろいと思うやりとりとかくだりを「これがやりたいんだよね」って持ってきて、おもしろいって自分も思ったら、ぴろが作るというやり方なので、僕のツッコミも口調が粗いようなツッコミのほうがそのネタにとっておもしろければそうなりますし、僕もぴろと同じほうを向いてボケ合っていくほうがおもしろいのであればそうするという感じで決めてます。
ぴろ:このネタのオチまでのくだりは本当にたまたまというか。このネタの前に、同じようなネタでビートルズをテーマにしたネタがあるんですけど、元々は中田ダイマル・ラケットさんの「家庭混線記」っていうネタを見ときに、この空気感のこのテンポのやりとりがおもしろくて、何かを整理するネタをやりたいと思って作ったんです。そのあとにこの「猿かに合戦」を作り始めたんですが。
清水:軸が決まってからは割と結構ポンポンポンってできて。あーうまいこといったなって。意外とできるんだなと思って、その後もいろいろ試すんですけど、なかなかこのネタまでは。
ぴろ:いっぱいこのシリーズは作ったけどね、でもやっぱり超えられないね。

●ラストの「めっちゃええやん」はどういう経緯でできたんですか?
清水:元々「めっちゃええやん」って言うだけのネタがあったんです。
ぴろ:この言葉がまずおもしろいなと思って。全然よくないことに対してうらやましがるっていう。
清水:でも作った当時はライブでやったらウケなくて。なので僕が、あんなにウケないんだったら嫌だなみたいなことを言ったんだと思うんですけど(笑)、でもぴろは「あれ好きなんでやりたいんです」って言ってきて。
ぴろ:じゃあ作り直そうと。ちょうどそのとき、マイナースポーツのネタを作ろうと思って、いろんなマイナースポーツをノートにメモしてたので、それを見て、あ、じゃあ、みたいな感じでひらめいて。
清水:「めっちゃええやん」「全然知らんやん」っていうのが生まれましたね。
ぴろ:一番僕らの運気を上げたネタだなと。
清水:この「めっちゃええやん」は行くとこまで行き切った「めっちゃええやん」です。
ぴろ:最終形態みたいな(笑)。最初にできてから3年、4年くらいは「めっちゃええやんん」を作り続けたんですよ。
清水:言い方もやってる中で変わっていきましたね。よりウケるような言い方とか間とかに変わっていったと思いますね。言い方は1年くらいで完成して、あとはどういうネタで当てはめたら賞レースで勝てるかとか探ってました。

●2020年の目標は?
清水:もう「M-1グランプリ」じゃないですか、それは。
ぴろ:今まで通りのことを今までのスタンスでやり続けた上で、「M-1」の決勝とか行きたいですね。

●最後にメッセージをお願いします。
ぴろ:普通は漫才ってそのときの生の感じが大事だと思うんですけど、僕らは何回そのネタやっても同じように見えるくらい、作品って感じでやってるので、一言一句、間とか言葉を大事にこだわってます。それが届けばいいなと。気に入ってもらえればうれしいです。
清水:そうですね、唯一無二だと思います。絶対にキュウでしか見られないことをやってると思うので、1回見てもらって、それでやだなって思うならしょうがないですけど、1回見てみてもらったら多分ビックリはすると思いますよ。なので見てください。
ぴろ:こんなのがあってもいいんじゃないっていうネタを提示し続けたいですね。

『Notion attain sky』

ぴろが繰り出す不可思議な提案、それに対し「めっちゃええやん」と切り返す清水。

「ボケとツッコミ」というセオリーから逸脱した世界を作り出し、

この2人にしかできない漫才を披露する!

  • 品番:SSBX-2678
  • 価格:¥3,000 + 税
  • 発売日:2020年3月25日
  • 発売元:Contents League
  • 販売元:ソニー・ミュージックソリューションズ

収録内容

【本編】

■猿かに合戦
■ルパン三世
■ヤングバーガー
■オリジナルのゲーム
■シュークリーム
■寿司
■ティラノサウルス
■カレー
■ミュージシャン(めっちゃええやん)

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