まんじゅう大帝国 ファーストDVD『詰め合わせ』発売!インタビュー

2016年にアマチュアながら「M-1」3回戦に進出しプロ芸人たちをビビらせたまんじゅう大帝国。プロ4年弱にして早くも初のDVDがお目見え! 知性、理性、センス、落語の下地、若さなどなど、数々の武器が“おもしろい漫才”に詰め込まれた必見の1本です。

●初DVDを出すと決まったときのお気持ちは?
竹内:「いいんですか……?」って感じでしたね。
田中:そうそう、それが一番強かったですね。売れた人が出すものだと思ってました。
竹内:うれしかったんですけど、もっと遠い未来の話だと。
田中:大丈夫かなって気持ちになりましたね。

●どういうDVDにしようと話し合われたんですか?
田中:芸歴短い中で初めてのDVDを出させていただけることになったので、最初の頃から今までの、のちに多分“初期”って言われるネタを、せっかくだから入れさせてもらおうかと。どんどんネタが増えてきたらやる頻度が減ってきたりするかもしれないので、ほんとに思い出作りというか、アルバムを作るような。
竹内:これまでの3年くらいを支えてくれたベストアルバムですね。
田中:ヘビロテでがんばってもらったネタたちを、1回ここに入れて休んでもらおうと。
竹内:日の目を浴びてもらいたいですね。
田中:どのネタを入れるかは結構すんなり決まりました。
竹内:まずは僕がやりたいネタを挙げて。
田中:最初、収録するのは9本と言われていて、竹内のほうがしゃべるので、竹内がやりたいネタじゃないともたないなと(笑)。なので竹内に選んでもらったら、ちょうど9本でした。で、「ひったくり」を入れるかどうかって話になったんですが、僕ら2人ともどうしても入れたくて。じゃあどれ減らすかって考えたときに、減らせなかったので、「ちなみにあと1本いけませんかね?」って聞いたらやらせてもらえました。
竹内:そうそう。10本やれてほんとによかったですね。

●お2人は芸人になる前、お笑いDVDは見てましたか?
田中:小学生の頃、インパルスさんが大好きでよく見てましたね。あと陣内智則さんとか。
竹内:僕はタカアンドトシさんの『タカトシ寄席 欧米ツアー』が初めて買ったお笑いのDVDです。何度も繰り返し見てました。
田中:漫才は小学生くらいのときからやってたんですが、憧れて遊んでるって感じでしたね。テレビで見て次の日学校でやる、みたいな。今思えば覚えが早かったなと(笑)。
竹内:見てすぐやってたよ。小学生のときの覚えはすごかった。

●初めてのDVD収録はいかがでしたか?
田中:わからないことだらけで緊張とかじゃなかったですね。
竹内:最後までわからなかったです。
田中:「スタジオで撮りますか劇場で撮りますか?」とか、「お客さん入れますか入れませんか?」とか、いろんなこと聞かれたんですが、それで何がどう変わるのかもわからないから「どれもいいです」みたいな。
竹内:笑い声はあったほうがいいよね、くらいで。
田中:スタジオにお客さん入れたらライブみたいなもんだと思って収録に行ったら、めちゃめちゃスタジオだった!
竹内:スタジオだったねえ。
田中:全然ライブじゃない、「収録だー……」ってなったね。
竹内:お客さんがずいぶん遠くにいたよね。
田中:俺らの後ろの白い壁がどこまで続くのかわかんない感じで。
竹内:怖かったよ。

●収録は順調でしたか?
田中:咳き込みそうになったネタがあって撮り直しました。ネタの最後のほうだったのでグーッと咳を我慢してもう感情ゼロでしゃべっちゃったんで、やり切ってから「もう1回やらせてください」と。
竹内:そのやりとりもお客さん全部見てたよね。
田中:ウケたね。
竹内:お客さんもネタ中に絶対に何かおかしいって思ってたと思うよ。「急に声小さくなった」って(笑)。

●収録が終わったときのお気持ちは?
田中:まだピンと来てないんですよね。何かを撮ったぞ、と。なんか変なところで漫才やったな、くらいの気持ちでした。目の前のDVDパッケージを見てもまだ実感ないですね。
竹内:収録してジャケット撮影して、こういう形になるってわかってようやく実感が。パッケージの撮影をしたのが収録の何日か後だったんですが、これは僕らの初単独ライブのチラシを作ってくださった方の案です。
田中:僕らのことをすごく考えて下さって。「大帝国」だから昔の肖像画みたいなタッチにしたいと。いくつか案があったんですが、確かにおちゃらけても僕らっぽくないしポップすぎても違うし、これおもしろいですねって。で、立つか座るかいろんなパターンを試したり。手に持ってる箱は「詰め合わせ」の箱という意味ですが、DVDのメニュー画面ではちょっと仕掛けもあります。

●お2人は普段ネタはどのように作ってるんですか?
田中:基本は僕が作って、竹内がそれを読んで笑ったらOKです。「これはわかりにくいですね」って言われたら、その一言で全部無くなります。
竹内:たくさんしゃべるのが僕なんで(笑)。
田中:一応竹内が乗りやすいように考えてますけど、やっぱり違う人間なので、「全然乗んねーじゃん」みたいなこともあれば、「こんくらいでいいんだ」みたいなときもあるし、よくわかんないんです。でも打率はよくなってます。後々は10割になっていかないと、俺もしんどいし。
竹内:早々に10割いきたいね。
田中:最近はネタを作り始めたときに、「こういう感じのネタなんだけど」って言って反応を一回うかがって、「おもしろそうですね」っていうのを聞いてから進めるようにしてます。

●収録したネタの中で思い入れがあるネタはどれですか?
田中:これ生まれた順に収録されてるんですよ。全部ずっとしゃべれちゃうくらいいろんなことがあった奴らだよね。
竹内:そうだねえ。まあ、やっぱり「ピンポン」かな。
田中:このネタがあったから、みたいなところはあるよね。
竹内:このネタはね、持ってるんですよ。こいつはすごいんです。
田中:どれだけこいつに助けられたか。2016年にアマチュアながら「M-1グランプリ」3回戦に進出したネタですからね。
竹内:これで芸人になり。
田中:なっちゃったというかね。芸人になろうと思って作ってなくて、なんとなく2人で「M-1出よう」ってとりあえず作ったネタで。アルコ&ピースさんがこのネタを見て僕らの名前をラジオで出してくれて、ライブに呼ばれるようになって。このネタのおかげですね。
竹内:自然にできたネタなんですよ。当時の自分たちのできることがこれだったという感じで。
田中:俺、「カレーを作ろう」がわりと好きなんですよね。なんだろう、理不尽ではあるじゃない、めちゃめちゃ。
竹内:うん、ひどいよ。
田中:元々そういう理不尽なネタを作りたくて。絶対に俺が悪いのに怒って、それに対して竹内が本当に反省した顔をしたらおもしろいと思ったの。
竹内:でも最初にやったときはそんなにウケなくて。
田中:ちょっとずつ見せ方変えたりしてね。
竹内:1回封印したり。だけどやりようによってはいけるんじゃないかって粘って、この形になって。
田中:うちの社長も「カレーを作るネタが一番おもしろい」って言ってくれたんだよね。こういうネタがまた作りたいですね。
竹内:挑戦した意欲作でした。
田中:そうそう。このネタがうまく伝えられるようになったとき、ちょっと自信がついたね。がんばればどうにかなるんだって。
竹内:パフォーマンスとかもね。
田中:ウケないからやめよう、じゃなくて、じゃあどうやったらウケるんだって改良改良して。
竹内:その工夫が楽しいというか。
田中:明確に「工夫をしよう」と思ったきっかけかもね。それまでは取って出しというか、「こんなの出来ました」って感じだったもんね。
竹内:粘り勝ちは初めてですね、このネタが。

●最後にメッセージをお願いします。
竹内:まんじゅう大帝国という漫才師が誕生して形作られていく最初の部分なので、見応えあると思います!
田中:そんなに言えるんだ(笑)。すごいなやっぱり。恥ずかしくないんだ。
竹内:うん、これはぜひ見てもらいたい。我々の歩んできた道のりが見えますので。
田中:昔から応援してくださった方には通しで見てもらえると、成長してるな、ここからまだまだまんじゅう大帝国伸びるぞと、このネタを通して僕らの未来を見てもらえれば。これをきっかけに知ってくださった方は、これまでこんなことやってましたというご挨拶にちょうどいいかなと。
竹内:間違いない。
田中:ほんとに宜しくお願いします。とにかく見て下さればもう。どうかひとつ。
竹内:ここはひとつ、宜しくお願いします。

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