『うしろシティ単独ライブ「人生に、エクスカリバーを。」』発売!インタビュー

うしろシティの記念すべき結成10年、10回目の単独ライブDVDがめでたく発売!
いまや単独ライブは全国6カ所にて10公演の全国ツアーに発展。10年前から今日まで何がうしろシティを成長させたのか。
うしろシティ自身が語る変化、そして今年のネタの見どころ、インタビューとDVDセットでぜひお楽しみください。

●今回のタイトル「人生に、エクスカリバーを。」はどうやって思いついたのでしょうか。
阿諏訪:毎年そうなんですけど後輩とかみんながいる場で考えてて。確かコーヒールンバの平岡とかいたのかな。そこ頃ちょうど、「人生には○○を」みたいなフレーズがよく目に付いたので、じゃあ「○○」てなんだって考えてたら、金子が「エクスカリバー」って言葉を出してきたんです。
金子:そうなんですよ。いつもはどれだけ案を出しても無視されてるのに。
阿諏訪:初めてですね、金子の案が採用されたのは(笑)。俺らがゲームにハマってたのでちょうどいい単語だなと。

●今年は結成10周年、第10回目の単独ライブでしたが、そこは意識されなかったですか?
金子:そうですね。ベストネタライブみたいなものをやらせてもらったり、それこそコンテンツリーグさんにYouTubeチャンネル「うしろシティOfficial YouTube Channel」を開設してもらったりしていたので。
阿諏訪:単独ライブはいつも通りの単独ライブでってことになりました。

●10年前と比べて今のうしろシティはどう変わりましたか?
金子:どの芸人さんにもあることですけど、昔はお金払って来てくれてるお客さんに対して「あいつらには負けねー」みたいな感じでしたよね。「勝負だ!」って。なんでしょうね、あれは。まったくわからないですね。
阿諏訪:「100対0で勝つ!」っていう感覚でしたね、わけわかんないですよね。
金子:俺ら自身も昔はケンカしながらネタ作ってましたから。
阿諏訪:ウケなかったら「金子のせい」「お客さんのせい」ですよ。自分のことは守るんですよ。「お前らが笑わないとか知らねーよ」「これが俺らの世界だ、俺らが作り出したコントだ!」って。
金子:今となってはもうねえ、「どうもー!」って。
阿諏訪:「ようこそ来てくださって~、ね~?」みたいな(笑)。

●この10年でこれだけの全国ツアーができるほどの人気ぶりですね。
金子:10年前はまだバイトもしてましたからね。睡眠時間を削ってネタ書いて。
阿諏訪:そうだね。
金子:そういう意味でも今の状況は本当にありがたいです。

●さらに今年は金子さんが世界で優勝することになるとは
金子:え!? そんなことありました? ちょっと身に覚えが……。「ヘヴィメタル編み物世界選手権」で優勝した以外はなんのことか。
阿諏訪:それだよ(笑)!
金子:10年前の俺に言ってやりたいですよ、「お前は10年後に白塗りになってる」って!でもそれも10年前の自分があってのことです。

●今年の全国ツアーの思い出は?
金子:仙台が初めてだったのでやる前は少し不安だったんですよ。自己紹介的なネタがあるわけじゃないし、すべて新ネタだし。けど本当に温かかったです。それこそ「ヘヴィメタル編み物世界選手権」でクラウドファンディングをするかどうかって時期だったんですけど、おじさんが「クラウドファンディングしなよ。俺100万寄付するよ」って言ってくれて。うれしかったですね。
阿諏訪:そういえば、これまで「新潟公演で暗転のときに拍手が起きた」っていうエピソードをずっと言い続けてたんですけど、今年は拍手ありませんでした。
金子:そりゃそうだよ、あんだけ言ってたら。新潟の人は「あ、言われてる」ってなるよ。
阿諏訪:お前も言ってたじゃん。
金子:俺は新潟側だから。こっち側で言うのとよそ者が言うのは違うんだよ!

●ネタについて教えてください。まず全体を通して順調に仕上がりましたか?
金子:そうですね。最初の東京公演ではもう1本ありましたから。
阿諏訪:昔の俺らじゃないので、そこはもう「1本作ったこと」になってましたね(笑)。生みの苦しみとかはなかったです。
金子:ネタ順は結構考えました。

「雪に閉ざされた山荘」
阿諏訪:オープニングコントとして作ったわけじゃないんですけど、どう見てもオープニングはこのコントしかなかったです。ポップなネタですし。
金子:トリックを考えるのは楽しかったんですが、トリックをあんまり考えすぎちゃうと「それってどういう事件?」って、事件のほうが気になっちゃうので、そこまでいかないようにシンプルにしながら、「そのトリックあるなー」ってところを詰めました。

「電車」
金子:ほんとにいるんですよ、こういうおじさん。新幹線の中で会ったのに近所の自販機で飲み物買ってて「あー!」って。
阿諏訪:これはもう昔から金子の中にいるおじさんですよね。それこそこれは10年前からやってるかもしれない。前回の単独ライブでロケをやったときも「いた!」ってなってましたから(笑)。もうシリーズですね。

「ここは天国」
金子:最初にできたネタはこれだったと思います。なんていうか自分の中で“どうしても文句を言いたい人たち”がいて(笑)、でも面と向かって言えないのでどうしたらいいかなって思ってできたネタです。天国っていう設定だったらファンタジーでいけるかなと。
阿諏訪:その気持ちはすごくわかりましたね。こういうファンタジーは僕らが普段やらない感じで。
金子:阿諏訪がこういう感じのキャラをやることないよね。
阿諏訪:普段なかなかやらないから、笑顔がちゃんと笑顔になってるのかひきつってるのがだんだんわからなくなってた。

「ショートコント」
金子:昔よくあったじゃないですか、「ショートコント○○」っていうタイプのネタ。前にもこのパターンで作ったことがあったんですけど、これ楽なんですよ。漫才だと「じゃ、やってみようか」ってできますけど、コントだとそれができないので、この形だったらやりたいことができるんです。
阿諏訪:内容は2人で考えましたね。いかんせん数があるので「そこは伝わらない」とか「最後につながらない」とか。ケンカはしてないです(笑)。

「高校生日本縦断」
金子:これは、日常生活で「ちょっと言葉が足りなかったな」ってことがあると思うんですけど、でもそれは相手も「そういうことだろうな」って理解して、それで社会は成り立ってると思うんですけど、それをよしとしないおじさんっていう設定なんですが……、ウケないんですよねえ(笑)。どうしてもあるんですよ、毎回1本ウケないネタが。それなら東京でやったもう1本のネタのほうをやればいいのに、そこはどうしても譲れないところに俺らの10年前の火がまだあるなと。
阿諏訪:全国を周る中でいろいろ変えてみるんですけどね。セリフを変えてみたり、言い回しを変えてみたりするんですけど、ウケない(笑)。

「地下格闘技」
金子:これは『グラップラー刃牙』に影響されました。
阿諏訪:やってて楽しかったです。セリフは金子からどんどん出てきたんですよ。
金子:ちょっとバカな奴らじゃないですか。
阿諏訪:不良とかもそうですよね。タイマン張るとか、「お前らは手を出すな!」って(笑)。
金子:よく考えたら「どういうこと?」ってなって。

「寿司屋のサービス」
阿諏訪:これもわりとすぐできたんだったかな。
金子:これは『賭博黙示録カイジ』の世界観に近いですね。今回マンガをたくさん読んだんです。ほんとはあんまり説明を入れたくなかったんですけど、それこそ10年前とは違うんで、伝わってないなと思ったらそこはツアー中に少しずつわかりやすくしていきました。

「カードバトル」
金子:双方の主張があるので、もうオチがどうとかってよりは「こいつはこれを言う」って感じで作りました。ドキュメンタリー的な感じにしたかったんですけど、それっぽい音楽が使えるわけではないので、毎回やるオタク系のネタの感じになってるかもしれませんね。
阿諏訪:僕のキャラはとある方をモデルにしてるんですけど、その方の名前をマネージャーに伝えて「この人みたいな衣装で」って言ったら完璧に用意してくれましたね。ながーいネックレスをしてるんですけど、それ全然見えないので必要ないんですが、その人の感じって考えたら絶対要るんです。

●最後に読者にメッセージをお願いします
阿諏訪:僕が誰をモデルにしたのかぜひ当ててみてください。
金子:寝ずに作った俺らのコントをしっかり見てください。

『うしろシティ単独ライブ「人生に、エクスカリバーを。」』

2019年6~8月に東京・仙台・大阪・名古屋・福岡・新潟にて全10公演開催された、うしろシティ第10回単独ライブ「人生に、エクスカリバーを。」の東京追加公演をDVD化!

特典映像は、未公開映像を含む幕間映像「エクスカリバー的スイカ割り旅」。
さらに、うしろシティのコメンタリー副音声を収録!

  • 品番:SSBX-2668
  • 価格:¥3,800+税
  • 発売日:2019年11月27日
  • 発売元:Contents League
  • 販売元:ソニー・ミュージックソリューションズ

収録内容

【本編】
■雪に閉ざされた山荘
■電車
■ここは天国
■ショートコント
■高校生日本縦断
■地下格闘技
■寿司屋のサービス
■カードバトル

 

【特典映像】
■エクスカリバー的スイカ割り旅

【音声特典】
■うしろシティの副音声解説

VIDEO

特集一覧へ戻る