『キングオブコント2012』以降、人気・実力共に大ブレイク中のうしろシティ。発売と同時にチケットが即完売となった彼らの第3回単独ライブ「アメリカンショートヘア」DVD化を記念して、スペシャル・インタビューをお届けします!

 
――今回のタイトル「アメリカンショートヘア」はどのように決まったのですか?
金子:マネージャーに「ライブのタイトルを決めなさい。締め切りです」って言われて。
阿諏訪:もう散々言われてたんですけど、ある収録の楽屋で、遂にそこでもうマネージャーが見てるんですよ。
金子:それまではメールで「何日までです」とか催促が来てて。それをちょっとずつかわしてたらもう現場で「今日やで、何時までやで」って。……見てるんで。
阿諏訪:「チケットが出せないぞ」って。
金子:「面倒くせーなー」って思いながら(笑)。
阿諏訪:そしたから金子がパっと「アメリカ!」って言ったんですよ。でもアメリカだけだとちょっとって。
金子:いつもだと、パッと言って一発で通るんですよ。
阿諏訪:だからいろんな芸人さんに、なんかないかなーって聞いてまわったんです。
――結局、誰が「アメリカンショートヘア」って言ったんですか?
阿諏訪:……いやー誰だったかなー。
金子:僕らその辺の感謝がないんですよね……。
マネージャー:……パンサーの菅さん。
阿諏訪:ああ、そうだ(笑)!

 
――今回のライブで苦労した点は?
金子:今までで一番時間なかったライブだと思いますね。バタバタに慣れてなさすぎて。
阿諏訪:忙しいことを喜ぶ余裕もなかったですね。
金子:そこを楽しめる感じは次回だと思います。
阿諏訪:ネタも出来上がらないままやってましたね。
金子:ネタができたって感覚は、単独ライブ終わってからですね。
阿諏訪:出来上がってるネタもあれば。そうでないものも。
金子:僕ら今までのライブもそうなんですけど、ライブの後、ちょっとしてからネタが出来上がるというか、しっくりくる感じですね。
阿諏訪:例えば、「上京」だと、この中で一番古いんですけど。
金子:すでに今やってる形と全然違うですよ。このDVDで、ここから今の形になったんだっていうのを観てほしいですね。
  
――これまでと違う点は?
金子:これまで設定とか、“人と人の感じ”でずっとネタを作ってきたんですけど、今回は多少“力技”をやってみようっていう意識はありました。単独では、1回いろいろ試してみよう、やったことないことやってみようっていう回があって、次の単独ではそれが完成してる回になるんです。今回はまた試してみようっていう回だったと思うんですよ。ここまで「キングオブコント」とか「NHK新人演芸大賞」とか、いろいろ観てもらうことが増えたので、また別のことやってみようってことだと思うんですけど。
阿諏訪:求められてるというよりは、自分たちの中で「こんなのやったことないじゃん」っていう気持ちが強かったですね。それでやったことないことをやってみるんですけど、実際演じてみると、僕らは僕らのやり方って決まってるから、結局、徐々に自分たちの方に寄ってきちゃう(笑)。

 
――金子さんのおじさんキャラはだいぶ堂に入ってますね。
金子:おじさんは完全に別物になれるんで。
阿諏訪:そうだね、1mmもないもんね。要素が。
金子:昔から愛用してるサングラスがあるんですけど、それをかけることで一気に何考えてるかわかんない感じが増すというか。僕も「何考えてるかわかんないだろ」ってつもりでやってますね。
阿諏訪:普通にネタ合わせしてて、このネタやろうかってなって、本番舞台の袖で、パッと見たらかけてたりとかするんですよ。「あ、これかけるんだ!」っていうのを、始まる数秒前に知るっていう(笑)。
金子:ネタ合わせでは、ふたりのセリフのことだけ話して、「じゃあ本番」って。
阿諏訪:一回明転で気づいたことあるもん。あ、これかけるんだって。本人は思いついた時から決めてたんでしょうね。
金子:そうですね。楽しいんですよね。自分であのおっさんをどうしたいかというのを考えるのが。
阿諏訪:あのおっさんっていっても、ひとりじゃないからね。
金子:確かに全員違うんですけど、ああいうおっさんは、だいたいこういう格好。

 
――一方で阿諏訪さんは“ミュージシャン青年”がハマってますね。
阿諏訪:そうなんです。前の単独でやったストリート・ミュージシャンくらいからやってて楽しいですね。
金子:僕は、このネタをやりたいというより、阿諏訪の本性を暴きたいんですよ。阿諏訪にこのネタを提案した時、「自分以外のそういう人って痛いよね」って他人事として客観的に見てGOサインを出してくれたっぽいんですけど、僕はあくまで、「いや、阿諏訪だから」と。「これ阿諏訪のことだから」って言わずにプレゼンしていくと、うまく通る。
阿諏訪:………俺は! ……こっちのスタンスがおもしれーなと思って。
金子:うん。
阿諏訪:この人(金子側)のスタンスって面白いじゃん。
金子:うん。俺はめっちゃ面白いよ。俺は痛快だよ。
阿諏訪:俺の役はブレないので、周りがどう言うかにかかってるじゃないですか。
金子:まあまあ、これ以上この話は。あまり深く言わなければ次回作ができるはず。

 
――特典映像にはフェイクドキュメンタリーという変わった試みが。
阿諏訪:Ustreamやってるんですけど、その中でちょっとマネージャーの岡崎さんいじりみたいなのが芽生えたんですよ。そこで、どうしたら岡崎さん面白いかなと。
金子:ただ観たかったっていう。
阿諏訪:単純にそうだね。
金子:でも、僕らが考えたのは流れだけで
阿諏訪:これ僕らが舞台を観てる姿を後ろから撮ってるんですけど、ふたりとももう太股をつねりながら(笑)。
金子:もうプルプルしながら見てました。
阿諏訪:咳払いとかするんですよ。なんで今咳払いなのっていう。それを全部生で目の前で感じながら観てるので。
金子:もう俺、泣いてるんですよ、これ。グーッと耐えて。揺れたら撮り直しですから。
阿諏訪:素晴らしい作品ができましたね。

 
――さらに「イメージキャラクターになろう!!」も力作ですね。
阿諏訪:一切やらせなしです。ガチです。
金子:DVDを観た方は、ぜひその証拠を確認していただきたいですね。協力してくださった方のためにも、互いに売れていきたいですね。
阿諏訪:そこの珍味がめっちゃ美味しかったんですよ、本当に。僕らのDVDをきっかけに、注文が増えたらいいなと思います。

 
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