次世代のコント師としての呼び声が高く、マセキ芸能社所属という共通項を持つ、ツィンテル(勢登 健雄&倉沢 学)、ジグザグジギー(宮澤 聡&池田 勝)。そんな彼ら2組が、ベスト・ネタを詰め込んだDVDを同日にリリースということで、非常にレアな合同インタビューをお届けします!

 
――2組が最初に顔を合わせた時のことを覚えてますか?
宮澤:僕が覚えてるのは、ライブの帰りに先輩に飲みに誘ってもらったんですけど、その中に倉沢さんがいたんですよ。そこで倉沢さんとトイレが隣同士になって、「芸歴何年目なの?」って聞かれて。「ちょっと俺らより上か」みたいな感じで。芸歴のことをものすごく気にしてました。
倉沢:うーん覚えてないですね。今もあんまり2人のことはわかんない。
勢登:それぞれの名前を認識したのが去年くらいかなー。
池田:ちょっと!
 
――互いの第一印象は?
倉沢:俺はずっと面白いと思ってたんだけど、彼ら全然事務所にハマってなくて(笑)。こんなに面白いのに、俺らの方がこんなにもてはやされてって思ってた。いやジグザグの方が高度なことやってるよなって思いつつ、なんでこんなに冷遇されてるんだろうと。
宮澤:それは俺も思ってましたね。なんでこんなにツィンテルさんは、もてはやさてるんだろうって。
勢登:そっちかい!
池田:ツィンテルさんの第一印象……、なんだろうな…。
宮澤:うーん……。
倉沢:なんの印象もないの?
池田:今はどっちかというと、勢登さんがボケで倉沢さんがツッコミですけど、最初の頃逆だったんですよね。
倉沢:最近戻ってきてるけどね。
池田:そのイメージです。
宮澤:ずっとエースだったんですよ、マセキの。だから嫉妬してましたよね。

――ジグザグさんにとっては、そのエースと同じ日にDVDを出すほど肩を並べた感じですか?
池田:あ、追い抜かしました。
宮澤・勢登・倉沢:爆笑
池田:去年ライブでファン投票をやったんですよ。そこで、それまでキング・オブ・マセキ・ユースだったツィンテルさんが……。
勢登:中間発表があって、その時まだ、ツィンテル1位。けど最終的に、開票したら。
倉沢:ニッチェが1位だったんですけど、ジグザグジギー2位、ツィンテル3位で。ほかのマセキ・ユースがみんな小躍りしてましたよ。
勢登:しかも4位と一票差。ギリギリ3位(笑)。
池田:それくらいずっとトップ走ってましたからね。僕はライブでどんなに僕らがウケててもツィンテルさんがトップだとずっと思ってましたから。
倉沢:俺は、そんなに今月の自分たちのネタがよくないなって時でも、アンケートで1位をとる時がけっこうあって、「なんでこんなネタでこんなに支持してもらえるんだろう」って思ってた時期がありましたね。結局、お客さんに伝わる感覚って芸人側とちょっと遅れてるんですよ。だから、あんまり最近よくないなってときも、そういうことなのかなって。ただ、僕らがトップを走ったことで、マセキの若手の礎となったっていう自負があります。
勢登:今マセキのライブってお客さんけっこう来てくださるんですけど、相方がよく言うのは、「そのお客さん呼んできたのはツィンテルだ」と。
倉沢:俺らが外のライブにバンバン出て、マセキのライブに来てくれ来てくれって言って、来てくれた人たちが、ジグザグなり、三四郎なり浜口浜村なりのファンになっていったので、僕らが礎です。
宮澤:それをある芸人がK-1に例えて「ツィンテルは魔裟斗」だって言ったんですよ。そこに彗星のごとく現れたジグザグジギーは武田幸三だと。でもやっぱりツィンテルさんがライブで1位獲るとなんだかちょっとホッとするのは、一時代を築いた人だからだと。そのように例えた芸人がいました。
勢登:だから最近ほんとに魔裟斗さんを意識してるんです。
倉沢:「インファイトしよう」って最近口癖だよね(笑)。
勢登:この前「K-1 Dynamite!!」を担当されてた演出家の方の舞台に出たんですが、魔裟斗さんが「僕がボコボコに殴られたりダウンする方が面白いでしょ。だから僕は逃げない」って言って戦ってたと。だからツィンテルもインファイトしなきゃいけないんです。ウケようがスベろうが。
池田:みんなやってることですよ(笑)。

――DVDの同日発売もインファイトですか?
勢登:……まあジグザグの方が売れるでしょうね。初動はね。
倉沢:結果は10年後ですね。
宮澤:そんな待つ?
倉沢:将来売れたもん勝ちです。
勢登:ここで1枚2枚の差とかね、全然。
池田:でも僕このジャケットには負けたくないです。
勢登:おい、やめとけ!
 
――そのジャケットも含めて、ツィンテルさんのDVDコンセプトを知った時の感想は?
勢登:池田が感動した話、してよ。
池田:感動しましたっけ、僕?
勢登:言ってたよ!! DVDの特典映像にも入ってるよ! 「一貫してる」って。「このタイトルでDVD出すためにずっとやってた」みたいなこと。
池田:あー。あー、そう、はい。
勢登:なんで嫌そうなんだよ。
池田:そうそう。今までのネタを全部映画っぽいタイトルにしてきて、いざDVD出すってときに、このタイトルって。これを出すために今までそうやってきたのかなってくらいバチッとハマった感がある。
勢登:うんうん、やっぱ憧れたでしょ。
池田:憧れはないです。
勢登:やめとけ!
池田:そういう意味でも話題になるのは確実にツィンテルのDVDです。ただ、数年後恥ずかしいのもそっちです。
勢登:恥ずかしくてもいいんだって!
池田:売れたら笑い話になりますよ。売れなかったらやばいですよ。ほんとに。
勢登:いやだから、売れるかどうかなんて将来考えたら、インファイトなんかできない!
池田:インファイトの形がこれなんですか(笑)? 具現化したものが、これ?
勢登:そうだよ!!

――では、そんなツィンテルがジグザグジギーのDVDをプロデュースするとしたらどうしますか?
倉沢:池田がけっこうこだわってたのを聞いてるので、池田がどういうコンセプトでやりたいのか俺は理解してるつもりなんですけど、これはちょっと違うんだよな。
池田:ちょっとー!
倉沢:まず、フォントが違う。色も薄い。
勢登:デザイナーのインタビューじゃないからね(笑)。
倉沢:ポップアートみたいにしたいんでしょ。
池田:最初はそうでしたけど。
倉沢:そしたらフォントはもうちょっと……、もうフォントの話ばっかりになる(笑)。
 
――逆に、ジグザグジギーがツィンテルのDVDをプロデュースするとしたら?
池田:でもツィンテルさんはもうこれしかないよ。勢登さんがダサイから。
勢登:そうなんだよ、俺ダサいんだよ。これはちょっとカッコよすぎちゃったなって思う、俺としては。
池田:(裏表紙の右下を指さして)これなんですか?
勢登:え? T-1000だよ。
池田:これ、要ります?
勢登:入れないとダメでしょ!
 
――では、今後もっと売れるために、互いのコンビそのものをプロデュースするとしたらどうしますか?
勢登:池田の猫なで声をやめさせますね。気持ち悪い。
池田:まず、俺は猫なで声なんですか!? 自覚ないからもう変えられないですよ。
倉沢:確かに。そして普段喋ってる時よりも、MCをした時は猫なで声感がものすごい増す。告知を読んでる時とか。
勢登:そう!そうそうそう! だからもういい年なんだし、頭もハゲてきてるんだからやめよう。
池田:ひどい……。MCに慣れてないだけですよ。
勢登:池田はバラエティ番組とか冠番組とかどんどん行きたい人だから、後々猫なで声が誰かを苛つかせるんじゃないかなと。
倉沢:あと、宮ちゃんをよりマスコット的なものにした方が売れるかなという気がするけどね。
勢登:見た目をもっと変える。
倉沢:もっと髪型を変にするとか。
宮澤:DVDジャケット撮影の時はセットしてもらったんですけど、この髪型完璧ですよね。自分ではなかなかできないんですよ。
倉沢:確かに今日の髪型は全然ダメだね。
勢登:池田がやってあげればいいじゃん。
池田:髪のセットをですか!? 僕、毎回ドライヤー持ってくるんですか!?
宮澤:ツィンテルさんは、もっと尖ったバカさじゃないですけど、そんなのが入ってきたらと思いますね。
倉沢:宮ちゃん、そういうの好きだもんね。
宮澤:みんなにわかりやすく、みんなが笑ってくれるのを目指してるとは思うんですけど。それを入れることで、また違った一面がでるんじゃないかなという気がしますけど。
倉沢:いやーわからないですね、自分のことは。
勢登:でも、僕らのネタ作りは話し合いながら作っていくので、ふたりとも笑えるものだけが残っていくんですよ。けっこう角が取れたものしか残らないですね。それぞれが考えたネタももちろんあって、去年単独で僕が考えたものをDVDに入れたいって言ったら、倉沢は「やだ」って。僕が振付師っていう役のコントなんですけど、当時も全然稽古もさせてくれないんですよ。僕が尖ったことしようとすると彼は引くんです。
倉沢:そのネタ尖ってないんですよ(笑)。単独でやる分にはいいんですけどね。
勢登:僕はもっと世に知らしめたいんですけどね。
池田:僕は、前説をやる時の学さんのキャラをもっと見せたい。普段けっこうゆったり喋るんですけど、その時だけ息継ぎしてないくらいに早口でマシンガンでボケまくってトークして、勢登さんがツッコんでるんで、それはちょっとライブのお客さんにも1回見せて反応をうかがってみるのもいいかなと思います。
倉沢:やだよ。
宮澤:あれ尖ってるもんなー。
倉沢:前説は言うこと決まってるからだよ。
池田:「お前ら」みたいなこというじゃないですか。テンション上がった時の持田香織みたいに。
倉沢:お客さん引くと思うけどなあ。

――最後に読者にメッセージをお願いします。
勢登:繰り返し観て楽しんでいただけたらと思います。
倉沢:世代を選ばない笑いを意識してやってるので、おじさんたちにも観てもらいたいという気持ちです。
池田:1本1本が短いので気軽に観てもらえたらと思います。
宮澤:これを観ればジグザグジギーというものがすべてわかると思いますので、たくさんの人に観てもらえたら。

 
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