結成10周年DVD「ニューオールド」に続き、結成15周年を記念したザ・ギースの最新DVDが誕生! この5年で“しっかり”に“楽しく”がよりプラスされたコントの数々はタイトル通りのベスト盤! 裏話も満載の全ネタ解説インタビューをどうぞご覧ください。

 
 
『ザ・ギース コントセレクション「Pretty Best」』●5年前のDVD「ニューオールド」収録では2人とも体調不良だったり、台風が直撃したりと大変でしたが、今年は大丈夫でしたか?
高佐一慈(以下、高佐):前回は逆境を乗り越えてDVDを発売させていただきましたね。
尾関高文(以下、尾関):あはははは! そうそう!
高佐:前回の轍を踏まないように、今回は細心の注意を払ってたんですけど、僕がものもらいになってしまいました。アップの場面だとわかるかもしれないです。
尾関:僕は元気でしたね。
高佐:なんならちょっと筋肉もついてどんどん健康体になってるよね。
 
●今回は結成15周年記念DVDということですが、どういうDVDにしようと考えましたか?
高佐:前回は10周年でDVDを出させていただいて、今回はちょうど15周年だったので、じゃあやはりベストネタでいこうかなと。
尾関:テレビでネタをやる機会はあまりないんですが、毎年毎年単独ライブでいいネタは生まれているので。
高佐:この5年でさらにおもしろい人たちが世に出てくる中で、僕らは別にキャラ芸人でもないので、単独ライブを大事にがんばっていかないとなって気持ちが芽生えてきましたね。
尾関:今の芸人ってネタだけじゃなくて、いろいろやらなきゃいけないじゃないですか。だけど、結局ネタがちゃんとしてないとよくわかんない人になっていくので、だからこそ単独ライブはちゃんとやっておかないといけないなと。
 
●お2人自身もこの5年間でいろいろな仕事を経験されましたか?
高佐:尾関はカープの仕事とかね。
尾関:あとはお弁当作ったり。今度、お弁当の本も出るんですけど(『ザ・ギース尾関の「娘の絵を完コピ! 」 おえかきキャラ弁』)。野球の名場面をお弁当にする仕事っていうもありましたね。野球とお弁当がつながりました。好きなものを無理矢理合わせていけば人は生きていけるんだなと。
高佐:僕はほんとに不器用な人間なんで。
尾関:高倉健さんみたい(笑)。
高佐:森の中を迷いながらかき分けながら、果てのないゴールのないところを目指しながら進んでる感じですね。進んでるかどうかもわからないですけど。
尾関:だから助かってるというか、高佐がちゃんとギースとしての砦を守ってくれてるんですよ。森の中で砦を。僕はその間にフラフラどっかに行って、食物を家族に持って帰ってます。
高佐:僕じゃなくて家族にですからね!
尾関:高佐はやろうとしないだけなんですよ。
高佐:まあねえ。ネタには還元されてる部分はあるんですけど、それ独自の道を進むことはやっぱりなくて。
尾関:ダンスも楽器もクイズもできるしいろいろ器用なのに、お金につなげようっていう僕みたいなゲスな考えがないだけで。
高佐:ほんとにね、見ててたくましいと思うんですよね。
尾関:僕が高佐だったら余裕で5倍稼げる、いや10倍稼げる。ギース辞めて自分の会社作って。
高佐:最悪だよ!
尾関:昔、夙川アトムと話してたんですよ、「毎月自動的に20万円振り込まれるんだったら何もしなくていいなあ」って。今はちょっと上がりました、「25万欲しいな」って(笑)。
 
『ザ・ギース コントセレクション「Pretty Best」』●収録内容はどのように決めましたか?
高佐:お互いこれがいいっていうネタを出し合って、強いネタ10本を選びました。順番も試行錯誤したよね。
尾関:単独ライブの中心のネタを集めてるんですよ、全部4番バッターみたいな。僕らのネタの中でもちょっと派手でわかりやすいネタばかりなので、どれをやっても最初からこってりしてるなあと。
高佐:だから最初と最後のネタだけはすんなり決まりましたね。あとの8本が、ミュージカルとかショットガンとかゾンビとか。
尾関:そのへんネタを固めると、こういうネタばっかりするコンビって見られちゃうし。
高佐:エンタメ感がすごいというか、前回のDVDに比べたらだいぶポップになりましたね。
尾関:順番は、ライブ収録なので、ライブならではというか、その場が盛り上がらないといけないし、そこが難しかったですね。
高佐:結構派手なネタがたくさんあるので、お客さんが笑い疲れてたり。
尾関:笑い疲れてるって(笑)、やめろよ〜。
高佐:ちょっと出ちゃったねえ(笑)。
 
●「相方」
高佐:これは、よくある「実は…」という設定を他にない切り口でって考えて出来たネタですね。
尾関:ちょっと仕掛けのあるネタなので営業にいいんですよ。だけど高佐は準備が大変だから、「今日ヤダ」とか。
高佐:言わないよそんなこと!
尾関:いやたまにあるよ。「その日はちょっとめんどくさい」とか。
高佐:やめてよ、俺すげー気難しい人みたいじゃん。
尾関:いやいや、こっちはお伺いたててるから。
 
●「合格」
尾関: 「合格だよ!」というドラマなどである、あの流れをやりたくてコントにしました。合格というのを伝える大喜利は考えるのが楽しかったです。
 
●「進路相談ミュージカル」
尾関:僕が単純にミュージカルをやりたかったんです(笑)。
高佐:ダンスをやりたい欲が僕よりあるんです。歌いたいし踊りたいしみたいな。曲も作ったもんね。
尾関:そう、我々よりテレビに出てる大竹マネージャーに作ってもらいました。
高佐:最強の助っ人です。
尾関:でも歌いたい欲は満足はできてないんですよね。まだポテンシャルあると思うんですよ。またぜひやりたいですね。
 
『ザ・ギース コントセレクション「Pretty Best」』●「暗闇面接」
尾関:いろんな面接の形を考える中で、暗闇で面接するのはどうかなって。面接大喜利的なところからできましたね。
 
●「ショットガンの女」
高佐:尾関のショットガンやりたい欲がすごく出てると思います。
尾関:ちょっと筋肉がつきすぎてダイビングがあんまりうまくいかなくて。2、3ヶ月前はもっと飛んでたんですけどねえ。
高佐:なんかもう発想がアスリートですよね。
 
●「道程」
尾関:ほかのネタが全部味が濃かったので、少しシュールなコントを。
高佐:想像の幅が広がるネタというか、見てる人が勝手に想像できるので、芸人さんとかは好きだったりしますね。
 
●「ストロベリーチェリーナイト」
尾関:このネタを入れるか入れないかはちょっと悩みましたね。お子さんに勧められるネタではないので(笑)。
高佐:この尾関のキャラがいいんですよねえ。
 
●「ワーク・オブ・ザ・デッド」
尾関:ただただゾンビのネタをやりたくて作りました。
高佐:中盤くらいまではよかったんですけど、後半どうするかって悩みましたね。
尾関:結局、後半はやりながら適当に作ろう、と。
高佐:あんまり決めずにフリーで。ライブならではのネタですよね。
 
●「バーにて」
尾関:途中、僕が奥さんを思って言うセリフがあるんですけど、それは本当にその状況だったら言おうと思った言葉です。なので、ライブではひとりで勝手に泣きそうになってました(笑)。
高佐:今初めて知りました! そんな思い込めてたんだ……。
 
●ライブが終わったときのお気持ちは?
高佐: DVD収録ってことで、お客さんが「たくさん笑ってあげよう」みたいな応援の気持ちが強くて。僕らもそれに乗ってやらせてもらえたので、なんか一体感が生まれましたね。
尾関:そうそう。いつもありがたいんですけど、あんないいお客さんが集まることないんじゃないかって。お客さんのおかげでいいライブになりました。
 
●4月、5月には単独ライブ「スプリングボンボン」が開催されますね。
高佐:いつもどおり全然進んでないです。
尾関:まだ3割くらいですかね。この時期が一番きついです。
高佐:前回も公演の3週間前くらいに、劇場がなんとかして燃えちゃわないかなって思ってました(笑)。
尾関:年々作るのは大変ではありますね。
高佐:まだ僕らに堅苦しいイメージを持ってる方も多いと思うので今回の単独ライブではそうじゃないところもちょっと見てもらいたいなと。
尾関:僕らのネタを見たことがない人にぜひ来ていただいてどんどん広がってほしいです。
高佐:昔ライブに来てくれていて最近は来てないという方もいらっしゃると思うので、今のギースをまた見に来ていただきたいですね。
 
●最後にメッセージをお願いします。
高佐:15周年ということで年齢も妙齢になってきたんですが、よりアクティブで、より新しいギースをこのDVDで見ていただければと思います。
尾関:今までわりとちゃんとした設定でしっかりしたコントを見せたいと思ってやってきたんですが、15年経って、お客さんに楽しんでもらうにはどうしたらいいんだという気持ちも加わり、よりわかりやすく楽しんでいただける内容となりました。気軽に見ていただけたらと思います。
 

 
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