これまでに19回の単独公演を開催し、DVDをリリースしてきた東京03。今回はなんと初のBlu-rayとDVDの同時発売となりました! ここ数年どんどん活躍の場を広げ、コント共演を希望する声が後を絶たない彼ら。そんな東京03最新にして珠玉のコントをたっぷり堪能できるのはやはり単独ライブでしょう。前代未聞、豊本の“アレ”さえも笑いに仕上げた最高傑作です!

 

●今作「自己泥酔」の感想は?
飯塚:最高傑作なんですよね(笑)、毎回言っちゃうんですけど。でも今回は本当の最高傑作です。これまで僕の中では第12回「燥ぐ、驕る、暴く。」が最高傑作だったんですが、とうとう超えたな、と。「自己泥酔」はネタの並びというか、1本1本のネタが好きなんです。「燥ぐ、驕る、暴く。」も粒ぞろいで、好きなネタも多いし構成も並びもちょうどいいという感じなんですが、本当に構成がうまくいったときって、たまたまなことが多くて。それこそ今回が、いろんな偶然が重なって構成がうまくいったライブだったなと。だから角ちゃんが全然ネタを書いてこなかったり、豊本のアレももう全然なんとも思ってないです(笑)。結局、結果オーライが多いですね、うちらは。豊本のコントも最初は入れようかどうしようか迷ったんですけど、やっぱりあったからこそのこの構成だと思いますし。最終的にはうまくいくもんですね。
豊本:あははははは。
飯塚:悪運が強いというか、終わってみたらあれよかったねってことが多いね、うちらは。
角田:確かに多いねえ。

●全国ツアーを周ってみていかがでしたか?
角田:ウケましたねえ(笑)。「ステーキハウス」なんかは、アドリブも多くて単独ライブのネタって感じですよね。やってて楽しかったです。やるたびにちょこちょこ変わったり足したり、足したけど引いたりして追加公演にたどりついたので、DVDに収録されている回はベストなはずですよ。
飯塚:「悲しい嘘」は自分のキャラが全然固まらなくて。ツアー中に言い方もツッコミもだいぶ変えてるよね。
角田:確かに変わったね。
豊本:彼女が病気っていう設定で。
飯塚:お客さんの感じを踏まえつつ、言い方から何から探ってみたんだけど、なかなかしっくりこなくて。ツアーの後半にやっとどうにか、こんな感じかなって。
角田:「エリアリーダー」も結構いろいろ変化があったよね。確か最初のほうのくだりを削ってるんですよ。結果的にいい感じで収まったと思います。
豊本:ネタの話じゃないんですけど、東京が終わってから地方を周るじゃないですか。東京のすぐあとが名古屋だったんですよね。僕、地元が愛知県なんですよ。親、いるんですよ。なんかもうコントやってる間中、汗が尋常じゃなかったです(笑)。
角田:あははは!
豊本:なのでちょっと名古屋公演は調子が悪かったですね。
角田:「豊本のアレ」はツアー周ってる期間中に世の中的な鮮度がどんどん低下していくんですよ。
飯塚:台本書いてから本番までの間にもすでに風化して台本変えたりしてましたからね。
角田:けど、その間にタイミングよく「アメトーーク!!」(テレビ朝日系)とか「ゴッドタン」(テレビ東京系)とか、テレビでイジってもらえると、また鮮度が戻るんですよ(笑)。いつもちょうどいいタイミングで戻していただけました。

●最後の1本はいつものように構成作家・オークラさんのコントでしたが、今回のネタ感想は?
飯塚:今回のネタの中にいいセリフがあったんですよ。後輩にも「あのセリフ響きました!」って言われて。それがどこかと言うと、……今は出てきませんが(笑)。みなさんDVDで探してみてください。
角田:いやあ、やっぱり今回のネタも好きですねえ。特に終わり方が。ああいう終わり方は好きです。素直になれない男の役で。ケンカ別れした友人の成功を妬んじゃうとか、気持ちわかりますね。
豊本:このオークラのコントだけじゃないかもしれないですけど、今回のライブで僕、謝り倒してるんですよね。
飯塚:あはははは!
角田:確かに(笑)。
豊本:いろんなコントで謝って、このコントで最後に大きく謝ってます。

●特典映像は、特別追加公演の「ショートコントを考える。」ですね。バカリズムさん、ラバーガール大水さんがそれぞれゲストとして参加していましたが、感想は?
飯塚:ショートコントはやると気持ちいいし、おもしろかったですよ。基本、ショートコントはおもしろいと思って見てるんですよ。フリも短くて、スパンと落として、で、お客さんもドンっと笑って。じゃあ自分たちでやるかっていうと、うーん、やらないかな。ショートコントを心底おもしろいと思ってないんでしょうね(笑)。
角田:そうそう。
飯塚:なんででしょうね。散々アルファルファの頃にやってるからかなのかな。トラウマになってるのかもしれない。
豊本:ああー。
飯塚:「これおもしろい?」って思っちゃう。
角田:まあね。やってて楽しかったんですけど、やってて一番しっくりくるのはやっぱり飯塚さんが作ったショートコント。あれはショートコントにしてはフリが長くなっちゃったじゃないですか。でもあれが一番しっくり来るんですよ。
飯塚:あははは!
豊本:そうね。
飯塚:もちろん、オークラなりバカリズムなり、おもしろい人が作ってくれるのであれば、僕らはいくらでもやりますよ。
角田:あははは。
豊本:僕はたまにやる分には楽しいですし、今回ネタの「わんこそば」を再現した「オークラ企画」にも出てたので、懐かしいなっていう気持ちもありました。
角田:「オークラ企画」って、昔、話によく出てて。「わんこそば」っていう単語も耳にしてたんですよ。だから今回参加できてうれしかったですね。
飯塚:そんなに古さも感じないし。オークラってやっぱりすごいですよね、天才ですね、改めて。大水くんのネタも新鮮でしたね。本人には「ちょっと1本ネタ作ってよ」みたいな感じのノリで作ってもらって。
角田:僕は出てこなかったですけどね。
飯塚:角ちゃんってやっぱり使いづらいんでしょうね(笑)。

●今回の幕間映像もかなり凝った仕上がりですね。
飯塚:「えりありーだー憧れられ四十八手」、あれおもしろかった。撮ってるときはなんのこっちゃわからないから、ただただ指示通り動いただけだけど。
角田:毎回VTRはそうだよね。前回は藪の中に行って、おでこを蚊に刺されて。
飯塚:そうそう! なんでおでこなんだよ(笑)。支障が出るところを刺されちゃうんだよなあ。
角田:撮影は結構時間かかりましたよ、なんせ四十八手ですから。カット割りも多かったのであれこれやりましたけど、どうなるのかなって楽しみにしながら撮影できました。
飯塚:「トヨモトの反省」は大変だっただろうね。すごいなあと思った、進化してて。
角田:何時間かかったって言ってたっけ?
飯塚:確かこれまでの最長って言ってた。いつもお互いライブ前は切羽詰まってるから、全然裏話とか聞けてないんだよね(笑)。
角田:オープニング曲の「自己泥酔で歌いたい」に関しては、オークラさんと話して、「わかりやすいのがいいんじゃないか」ということで、だいぶポップに仕上がりました。なので今回CDの売れ行きもよかったそうです。ありがたいですね。

●東京03初のBlu-rayも同時発売となりましたが、お気持ちは?
飯塚:オークラがずっと「Blu-rayで出したほうがいいんじゃないか」って言ってて。周りの芸人でBlu-rayを出してる人がいなかったので、誰かにやられるよりは先にやりたいなとは思いました。
角田:幕間を撮ってるときの映像も機材がよくてきれいなんですよ。最近どんどんクオリティがあがっていて、せっかくいい機械できれいに撮ってもらってるので、ぜひBlu-rayで見てほしいですね。
豊本:僕の一件がDVDだと永久に残る。BDだとさらに映像がきれいに残る。そういうもどかしさはあります。
角田:そこらへんに関しては僕、初日の映像を残してほしかったんですよね。初日の「豊本のアレ」の表情。
飯塚:あははは。撮っとけばよかったねー。それこそ将来娘が見たらどう思うんだろうね。
豊本:いや、この回だけ隠しますよ。
飯塚:YouTubeにあげるけどね。
豊本:恐ろしい時代ですよ。

 

東京03『第19回東京03単独公演「自己泥酔」』[Blu-ray]詳細ページは こちら
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