芸人が認める芸人のネタってどんなネタ? 芸人人生に影響を与えた先輩たちのネタ、悔しいけれど笑ってしまうライバルのネタなど、“芸人が思わずうなるネタ”について、7組の芸人さんたちに正直に答えてもらいました!
 
Q1:今まで見たネタの中で衝撃を受けたネタ、自分のネタに影響を与えたネタなど、記憶に残るネタを1本決めていただき、そのネタをやっている芸人さんの名前、いつ頃どこで見たのか、わかればネタのタイトル、わからなければどのようなネタだったかを教えてください。

Q2:そのネタのどのようなところに唸ったのか、どのような理由で忘れられないのか、そのネタを見たとときの自分の正直な気持ちなどを教えてください。

Q3:その他、“唸るネタ”に関連して言いたいこと、他にも紹介したいネタなどがあれば、ご自由にお答えください。

 
 
アルコ&ピース
<平子>(写真左)
A1:ドリフターズ/「銭湯コント」(『8時だよ!全員集合』)
いかりやさんが、ただ湯船に落とされるのをひたすら繰り返すだけ、単純ながらひたすら笑える。
さらに、リーダーいかりやさんと、他のメンバーとの関係性などが組み込まれていて、ネタとしても面白い。
家族で見ていて全員が呼吸できないほど笑ったのを覚えています。

A3:①サンドイッチマン/「職務質問のコント」
導入のひとボケまでが短く、その後も声を荒げる事もなく淡々とすすむのに、面白い。
②ハリウッドザコシショウ/「網走3秒風呂」
すごく短いネタだが面白い。知っている人だけが笑えるという、ちょっと優越感を感じられる。
ライブなどでやると、女性客はほぼ無反応、知っている男の客だけが爆笑していた。
次回のDVDには、ぜひ収録してほしい。

<酒井>(写真右)
A1:ハリウッドザコシショウ/「古畑漫談」
初めて見たのは劇場の袖からでした。お客さんは笑っていないのに、芸人は皆、大爆笑。
あんなおじさんが、真剣にふざけているのを見て、“俺たちはまだまだだ”と思ってしまった。

A3:デンジャラス/「オバマコント」
この1ネタで8年近く仕事を続けている。
もはや伝統芸なのかもしれないが、オバマさんの任期終了以降が心配です。


ウエストランド
<井口>(写真左)
A1: アンタッチャブル/「ファーストフード店」

A2:高校生の頃(2000年)に「爆笑オンエアバトル」で見ました。ボケ、ツッコミ、テンポすべてが最高で、ネタの入りから最後まで全ての言葉がボケとツッコミになっていて、ずっと面白い。
オンバトは毎回録画してたけど、特にこのネタは繰り返し見ました。
自分も芸人になってこんな漫才をやりたいと明確に思いました。

A3:アンタッチャブルさんのネタはどれも最高におもしろい。今のアンタッチャブルさんのネタが見たい。切実に。

<河本>(写真右)
A1:天竺鼠/「お寿司」

A2:2013年の『キングオブコント』で見ました。みんなちゃんとストーリーとか構成とか作り込んでやってる中、あんな無茶苦茶お寿司かぶって踊るネタ、すごい面白かったです。やっていいんだというか、あんな発想、すごいと思いました。

A3:ニュースタッフエージェンシー所属のビックタスクさんの落語家のネタがめっちゃ面白いです。シリーズで何本かあるんですが、よく見てます。


オジンオズボーン
<篠宮>(写真左)
A1:安田大サーカス/「病院」
2003年くらいに見ました。

A2:安田大サーカスが売れるきっかけになったネタを初めておろした時に舞台袖から見てたんですが、信じられないくらいウケてて、漫才の技術でなく、パッケージが強烈ならオッケーだというのを感じました。正直な感想は、これで団長が売れるというのを確信したのと、同時にクロちゃんとヒロがこれから調子に乗りそうで嫌だなと思いました。

A3:あと唸ったのは、やはり自分も松竹芸能だからか、ますだおかださんのM-1取ったネタや、アメリカザリガニさんのハンバーガーネタ、TKOさんのモロゾフのネタや、最近だと後輩のピーマンズスタンダードのシステマのネタは唸りました。

<高松>(写真右)
A1:アンタッチャブル/「結婚相手の親に挨拶」
M-1グランプリで見ました。婚約者の親に挨拶しに行くネタです。

A2:最初から最後までずっと面白いんですが、その中でも山崎さんが“かーらーのー”とボケ後に柴田さんが“からのじゃねーよ”と、ほんと軽くツッコミを言っただけなのに、遅れて笑いが起こり始め、最後は拍手笑いにまでなる瞬間が凄くて、今だに忘れられないです。


平野ノラ
A1:ナイツ/「本当だ!」(『ナイツ独演会「顎を引いて頑張れ。」』)
このライブDVD収録にゲスト出演させていただき、生ですべてのネタを見させていただきました。
すべて面白かったです!! 一番好きなのが漫才「本当だ!」です。

A2:お兄さんのはなわさんとの関係性を含めてやけにリアルで、でも内容がギリギリの題材だったりして引き込まれました。
土屋さんを“本当だ!”って納得させるためにいろいろなものを出してたりして、着眼点が斬新で見たことない漫才でした。
土屋さんがのっかって信じてる感じが本当に面白いです。


ブルーセレブ
<内間>(写真左)
A1:湘南デストラーデ/「なぞなぞ」
2年前くらいに見ました。ひたすら下ネタなのですが、女性のお客さんが爆笑していました。下品さをまったく感じさせないテクニックや、人柄に衝撃を受けました

A2:なぞなぞの答えが全部下ネタ、という漫才なのですが、まったく下品さが感じられない。むしろ爽やかさすら感じました。女性のお客さんも爆笑できる下ネタに衝撃を受けました。
技術だけではなく、持って生まれた人柄がそうさせているのだなと感じました。

<丸山>(写真右)
A1:2700/「キリンスマッシュ」

A2:今までのコントの常識を覆すネタ。セリフなし、掛け合いなし、「動物」という飛んだ設定でこんなにも面白いネタができるのかと、感動すら覚えました。コントは無限なんだなと思いました。

A3:あのネタを思いつく過程がわからなすぎて、すごすぎるなと思いました。たぶん似たようなネタを思いついても絶対スベると思うので、そういう意味でもあのネタがどれほど凄いものかを物語ってると思います。


ぽ~くちょっぷ
<篠木>(写真左)
A1: エル・カブキ/「神取忍」
ネタはエル・カブキの単独ライブで見ました。

A2:まったくわからないことなのに、笑いを起こすのは凄いと思います。
漫才というのはみなさんの知っていることを主に考えて、なるべく大衆に伝わり、わかりやすいように構成するのですが、エル・カブキさんはその逆のスタンスを取ってネタをやっています。
そのスタンスは、すべての芸人は見習ったほうが良いと思います。

<関>(写真右)
A1:ワンツーギャンゴ/「巨乳男のゴルフレッスン」

A2:同世代で初めて全国放送のゴールデンに出たネタです。一緒にライブをやった時に見ました。
最近よく見る設定コントを一番最初にやってたと思いますバカバカしさもあって、見た芸人は全員面白いと言ってました。


ルシファー吉岡
A1:マツモトクラブ/「お賽銭」
このネタを最初に見たのはライブでした。最後の一言以外、まったく言葉を発せずに動きの演技と音声だけでここまでウケるのか……と驚いた記憶があります。また、事前に録音された音声の間も、神様の声質も、世界平和を祈る時の声も、シャツからのぞいているぶんには何かの柄にしか見えないキリストのTシャツも、お釣りが帰ってきた時に鳴る鐘も、それと同時に振り向いた時の表情も……数え上げればきりが無い全てが細かく計算されており、正直恐ろしいなと思いました(笑)。
さらにはR-1ぐらんぷりの決勝で画面越しにこのネタを見た時、すごくテレビ的というか、生で見るより面白いという事に気がついたんです。オマケにカッコいいし。自分は準決で落ちてるし。とりあえず酒を飲みました……。

A3:「徹子の不動産」というネタがあるのですが、まぁとにかく面白いですし、マツクラさんの演技の幅広さというか、特徴を捉える巧さがいかんなく発揮されているので必見です!


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