ラバーガールが単独ライブでは初めての全国ツアーを13ヶ所全19公演開催! 全国ツアーを念頭に考えられたネタの数々は、笑いはもちろん、タイトル通りファンを愛する彼らの優しさがたっぷり詰まっています。全国ツアーの裏話とともにぜひお楽しみください。

 
『ラバーガールLIVE「お前ら愛してるぜ」全国ツアー』
 
『ラバーガールLIVE「お前ら愛してるぜ」全国ツアー』●『ラバーガールLIVE「お前ら愛してるぜ」全国ツアー』の感想は?
飛永翼(以下、飛永):茨城の水戸が最終公演だったので、東京にもう1回帰ってきたかったなと。なんかちょっと、締まらない感じがありますね(笑)。
大水洋介(以下、大水):そうだね、打ち上げもやってないしね。
飛永:札幌はお客さんがとりわけ温かかったですね。ライブが始まったら拍手が起こり、大水が出てきたら「キャー!」って言われ、歌に合わせて拍手をしていただき。自作のうちわを持ってきてる人もいたよね。
大水:そうそう、最前列に。2人でそれぞれうちわに「歓」「迎」って書いてくれてて。
飛永:音楽ライブみたいな感じというか、韓流スター感がありましたね。
 
●実際に音楽ライブのようなスタートでしたね。
飛永:そうですね。まず音が鳴り、電気が付いたら僕が1人でギターを弾いてるってところから始まるんですが、それが恥ずかしくて(笑)。ほんとに弾いてたらいいんですけど、ギターを弾いてるフリをしてかつらをかぶった自分を見られて、すごく恥ずかしかったです。「早く大水出てこないかな」って思ってました。
大水:大音量で音楽がかかるのでウケてるかウケてないかわかんないから、僕は逆に思い切ってできました。そういう意味では緊張感はなかったですね。
飛永:ツアーの後半になるにつれて、8小節くらい我慢したらお客さんの目線が大水にいくってわかったので、恥ずかしさはだいぶ減りましたね。
大水:確かに後半になると感覚も変わってきて、1曲目……って言っちゃいましたけど(笑)、1ネタ目がちょっとした準備運動みたいな感覚でした。
飛永:1曲目って(笑)、Groovy Rubbishみたい。
大水:最初に体動かして声出して、そこから1本目のネタが始まるみたいな。
飛永:そうそう、1本目のネタ合わせをしなくていいっていうのはだいぶ楽だった。『シャンシャン』の1ネタ目は結構緊張した気がするんですよね。ハードルを上げすぎたというか、オープニング映像からだんだん暗くなって静かに僕らが入ってくるみたいな入り方をしちゃったので、静かなところから笑わせるっていうのが大変で。
大水:確かに今までの単独みたいにしっとり始まる感じじゃなかったから、あまり緊張しなかったのはよかったね。
 
『ラバーガールLIVE「お前ら愛してるぜ」全国ツアー』●LIVEのタイトルや1曲目はどのようにして決まったのでしょうか?
飛永:全国ツアーの単独ライブをやるのが初めてだったので、わかりやすく媚びた感じにしたいなってというところからタイトルがこれになりました(笑)。そしたらやっぱりビジュアルはロックっぽい感じかなってことで“忌野清志郎”さん風に。そうなったらもうそのコントでやるしかないなと。
大水:いろいろ案は出たんですよ。矢沢永吉さんっぽい感じとか。
飛永:あとはミスチルさん風とかもあったかな。決まってからは、スタイリストさんも清志郎さんっぽい派手な服をいろいろ用意してくださったり、見てるお客さんがイメージしやすくなったかなと。曲は、清志郎さんがライブでいつも「来てくれてありがとう」って意味で「よォーこそ」て曲をやってらっしゃったので、それっぽい曲を知り合いにお願いしたんです。そしたらデモテープの段階ですでに歌詞がついてて、それがおもしろかったので「歌詞いただいていいですか」ってお願いしたら、「ありがとうございます、むしろ」って言っていただいて。
大水:笑いの要素はその方のおかげですね。
飛永:周りに助けられましたね。
 
●ネタ作りは順調でしたか?
飛永:毎回苦労してますけど、今回は年末年始を挟んじゃったので、やっぱり年末年始は休みたいって気持ちと、風邪もひいちゃったり大変でした。
大水:年末の仕事納めの後は必ず風邪をひくので。
飛永:各業者さんへの連絡もあまりつかなかったり、今後は年末年始を挟むネタ作りはやらないほうがいいかなって。あと、今回は全国ツアーということで、あまり難しいネタはやらないように。わかりやすく笑えるということを意識したのと、できるだけ道具を使わないようにと。
大水:自分たちで小道具を持っていくので、大きい道具を使うとなったら自分たちの首を絞めることになってしまって。
飛永:僕らただおもしろいことをやりたいっていうよりは黒字にしたいっていう感覚があって(笑)。仕事としてもちゃんと成立させたいんですよね。
大水:ネタ作りから考えたら5カ月くらいやるわけですから、それで赤字ってなったら悲しいじゃないですか。
飛永:地方公演もなるべく泊まらないとか日帰りできるスケジュールを組んで、その結果が水戸で終了ということですね。
 
●一番苦労したネタは?
飛永:どの苦労にしようかな(笑)。「ニュース」はニュースっぽい映像を撮るために、建物の外観を撮らないといけなかったり、政治家っぽい映像を撮るためにポスターやたすきを作ったり、結構手間がかかっていて。スケジュールがない中で大変だったんですが、結果やってよかったですね。
大水:最初は僕が大麻で逮捕されるっていうつかみだけできてて、これを1本目にしようかっていう案もあったんですが、いきなり大麻で逮捕はお客さんが引いちゃうかもなと(笑)。
飛永:あと、舞台では僕が映像に合わせてしゃべらないといけないんですが、映像が僕の後ろに出るのでどう確認するのか、そのシステムを考えるのがかなり大変でしたね。会場によって角度も変わりますし、iPad使ったり手鏡使ったりBluetooth使ったり。調整に10公演くらいかかりました。
大水:「同棲」はラストにする予定じゃなかったんですが、ラストっぽいネタがなかなかできなかったので、しょうがないからこのネタをラストっぽい感じにしようと。ラストっぽいいい曲をかけて。
飛永:バラしすぎだよ(笑)。
 
『ラバーガールLIVE「お前ら愛してるぜ」全国ツアー』●逆に順調にできたネタは?
大水:すんなりできたのは「ソファ」ですね。設定が出た時点でほぼほぼできて、1日2日でできましたね。
飛永:わりとアドリブというか、公演ごとに座る時間が長くなったり自由にやりましたね。「ナゾトレ」は謎解きが得意な後輩のロマン峠・井上くんに手伝ってもらいました。ロマン峠自体も謎解きのライブをやったりサイトを作ったりしてるので。
大水:「学園祭」はニュースを見て“ミュージシャンのライブに全然人が来ない”ってところから作り始めたんですが、僕ら自身の学園祭あるあるも結構入ってますね。
飛永: 僕はミュージシャンとして出てるんですが、最初のイメージは竹原ピストルさんだったんですよ。ネタでは全然違いますが(笑)。結構直前まで“飛永ピストル”でいこうとしてたんですが、ちょっと渋すぎちゃって変えました。
 
●これまでのネタとの変化はありますか?
飛永:「インタビュー」はほかの人があまりやってないような視点かなと。ただのインタビューだとちょっとなというところでアイデア練って。やったことがないボケだったので、苦労はしてるかもしれないですね。あとは「テレビ東京」ってセリフを言ったときに、各地で笑いの量が違うだろうから、そこは覚悟しないとな。
大水:1カ所で局名を変えたらほかも変えないといけないので、それはしんどいですよね。
飛永:歩み寄った結果スベるのもめっちゃ恥ずかしいですしね(笑)。
大水:「ピザ」も、電話注文のやりとりをただやってもしょうがないので、思いっきり漫才っぽくしようってところから。
飛永:ある程度作った時点で、これ続けても何もないなって気づいたんですけど、生かそうと。ただ捨てるのはもったいないなと。
大水:そういう遊びが昔より柔軟にできるようになったのかもしれないですね。
飛永:「タクシー」は、実は意外にタクシーの設定ってやったことがなかったと思うんですよね。
大水:考えようとしたことはあったんですけどできたことがなくて。
飛永:タクシーって設定自体がコントとしては作りづらいなっていつも引っかかってたんですが、“ラジオ”を挟めばなんとか成立させられるかなというところでできましたね。
 
●最後に読者にメッセージをお願いします。
大水:家族みんなで見れるネタばっかりだと思います。見る人をそんなに選ばない、みんなで楽しめるネタなので、ぜひみんなで見て下さい。
飛永:わかりやすいネタが多いですし、ライブのサイズで見ないとおもしろくないネタが多いと思うので、テレビで僕らを知ってる人もDVDに手を伸ばしてほしいなと思います。

『ラバーガールLIVE「お前ら愛してるぜ」全国ツアー』
 
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