『ラバーガール solo live +「GIRL」』は、人気演出家・細川徹氏が参加して3作目となる単独ライブを収録。彼ららしいネタから意外性のあるネタ、そして前回評判となった“大水ダンス”ネタもアリと、充実の一枚となっている。

 

 
●今回のタイトルを『GIRL』にした理由から聞かせてください。実際、女の子がらみのネタが多いですね。
飛永翼:(ネタ一覧を見て)……あっ、ホントだ。
 
●あれっ? わざと女の子がらみのネタを増やしたわけではなく……?
大水洋介:えーっと……わざとです(笑)。まぁ、細川(徹)さん(人気演出家)と一緒にやることが決まった時に、“とりあえず3回は一緒にやろう”という話だったんですよ。今回、タイトルを決めるとなった際に、細川さんが“今回は最高傑作にしよう。じゃあ、ラバーガールだし、『GIRL』だろ”と言ったんです。僕らは“あ、いっすね”と。
飛永:そんな人任せな (笑) !
大水:一応、何個か候補は考えてきたんだけど、『GIRL』と言われた時に、“あ、それだな”と思っちゃったんだよね。
 
●他の候補には、どんなものがあったんですか?
大水:なんだったかな……。
飛永:たぶん、大水さんしか用意してないよ。確かタイトルを決める時に、“候補を持って来てね”という感じじゃなかった気がする。大水さんだけ、勝手に持って行ったんじゃない?
大水:ウソだー! だって、細川さんからメール来たよ?
飛永:えー、僕は来てないよ。
大水:バレンタインが近かったので、チョコレートを入れた何か的な、女の子っぽいタイトルだった気がする。
飛永:『チョコレートを入れた何か』というタイトルってこと?
大水:そうじゃないよ(笑)。
飛永:基本的に細川さんとのライブは『T/V』『GAME』など、ひと言でスパッとわかるタイトルなんですよ。だからそういう系統がいいね、というのは3人の共通認識で。あと、これが10回目の単独なので、“集大成のライブを作ろう”という意識はありましたね。
 
●集大成になりましたか?
飛永:うーん、どうだろう (笑) ? 『GIRL』ではけっこう、新しいことを採り入れているんですよ。集大成と言いつつ新しいことに挑戦しているので、“もうちょっと、直せる場所もあったかな”という気持ちはありますね。
 
●前作を観ている者にとっては、やはり気になるのは“大水さんは今回も踊るのか”。この期待に応えてくれた上に、さらに今回は飛永さんまで! しかも飛永さん、曲を口ずさみながらノリノリでした。
大水:えっ、口ずさんでたの?
飛永:あのね、口ずさまないと、踊れないの(笑)。あとで“アイドル的なことですか?”と聞かれたんですけど、単純に歌わないと振りが出てこないだけです。ちょうど公演中に僕の誕生日があったんですが……。
大水:その日のエンディングだけ、飛永メインのダンスをサプライズでやったんですよ。
飛永:“サプライズはやらないでくれ”と言ったのに! “絶対ヤダ”って! だから、本当にイヤでした。イヤだと言ってるのに、やる意味がわからないよ!
大水:こっちもマネージャーと、“本人、絶対にイヤがりますけど、どうしましょう”“でも、何にもないのもねぇ……”“じゃあ、とりあえず音楽かけちゃいましょう!”というやりとりをしてたんだよ。かけたら踊るでしょ、と。
飛永:うん、確かにあの場面で踊らないのも空気的にどうかと思うから、踊ったけどさ……結果的にイヤな気持ちなんだよ。誕生日で、なんでそんな気持ちにならなきゃいけないのか、というのはあるよね。
大水:誕生日ということは、完全に無視してほしい。
飛永:別にさ、“今日は飛永の誕生日でーす!”まではいいのよ。でもさ、そこから曲かかって踊らされるって……。サプライズが好きな人でも、イヤでしょ。
大水:えー、いいじゃん。
 
●こんなに喜ばれないサプライズも珍しいですね(笑)。それではぜひ、おふたりの思い入れが強いネタを教えてもらえますか。
大水:僕は「芸能人とつきあう」。好きなネタですが、覚えるのが大変だったというのもあります。“芸能人とつきあったら、こんないいことがある・嬉しくないことがある”を点数で評価するんですが、その数字を覚えるのが、本当に大変で。
飛永:あの点数に意味がないからね。
大水:しかも時間調節のために途中でネタを削り、“合計点数が合わなくなるから、こっちに3点足そう”みたいなことをやっているから、なおさら覚えるのが大変で。とは言いながらも、こういう夢のある話は好きです。夢があるだけで終わっていないところもいい。
飛永:やっていて楽しかったのは「WAKE UP OHMIZU」ですね。前回の『T/V』の時のインタビューで、“大水さんにはバレエか社交ダンスを習ってほしい”と話しましたが、今だに習ってくれないんですよ。
大水:イヤです(笑)。
飛永:サルサとか、いいと思うんだけどな〜。このネタは、最初に僕が“ダンスで大水が敵を倒す”という案を出したんです。そうしたら、大水が“パラパラだったらシンプルだから、なんとかできる”と言って。
大水:予定では、もっと見事なダンスだったんですよ。絶対、無理だと。
飛永:ホントはマイケル・ジャクソンばりのダンスだったんだよね。マイケル・ジャクソンがダンスで敵を倒すゲームがあるんですよ。“こういうダンスで”とその動画を見せたら、“無理だ”と。それでパラパラに。
大水:パラパラで、ギリです。
飛永:ダンスは同期の慶ちゃん(チャラ男キャラでお馴染みの現ワタナベエンターテインメント所属芸人)に振りをつけてもらったんです。稽古場で慶ちゃんに教えてもらって、後輩たちと一緒に踊り出した大水さんの姿を見たら、“あ、やっぱこのネタ、面白いんだな”と、ちょっと嬉しくなりました(笑)。でも、まさか僕まで踊ることになるとは……。
 
●ここまで来たら、恒例になりそうですね。ということは大水さん、そろそろ本気で踊りを習わないと。
飛永:そうだよ。サルサとかサンバとか、ラテン系のダンスがいいと思うな。これからもっと芸の幅を広げていかなきゃいけないんだから、まずはダンスのクオリティを上げようよ。たぶん、今後もダンスか、もしくは殺陣をやることになりそうだし。
大水:細川さんが殺陣を好きなんだよなぁ……。
飛永:階段落ちとかね。あ、思い出した! 『大水SHOCK』をやろう、という話になったんだよ。
 
●あの有名なミュージカル『SHOCK』の大水さん版ですか!?
飛永:そう、総合エンターテイメントとしてダンスあり、殺陣あり、階段落ちありの単独ライブを。
大水:無理だよ! 痛いの、嫌いだし。
飛永:次回はやりたいですねー。
大水:“イヤだ”と言うと、やることになるんだよなぁ。
飛永:それは違うよ! さっきのサプライズとは別の話だもん。
大水:だって、“痛いのイヤだ”と言ったら、ネタでビンタされるし。
飛永:それは、そっちのほうが面白いからだよ。
大水:だったら、サプライズだって面白いからだよ。
飛永:面白くないよ!
大水:面白いって、みんな喜んでたし。
 
●本作を振り返ってみて、どんな作品になっていますか?
飛永:集大成として意気込んでたけど、新しいことにも挑戦していて、“こういうことを入れ込んだら、もっといろいろできるな”と期待が伺えるライブだった気がします。お笑いだけどお芝居の要素が強めというか、“ラバーガール、こんなこともできるんだ”という発見のある1枚じゃないかな。
大水:『solo live+』になってから、セリフの量や身体の動きなど、許容量ギリギリまで頑張ってます。“これが、今の精一杯だよ”というところまでやっているので、そこをぜひ観ていただきたいですね。
 
●ではでは、おふたりのプライベートも伺います。最近、一番楽しかったことは?
大水:近々引っ越すんですけど、内見が楽しかったです。“この窓は、何の意味があるんだろう?”とか、クリーニング前でヤニが風呂場までついている部屋とか、不思議な物件が多くて。
飛永:先日、なんばグランド花月に出させてもらったんですが、同じ日にももクロがシークレット・ゲストで出ていたんですよ。それはワクワクしましたね。“僕、ファンじゃないですよ”風味でメンバーの前を通り過ぎて、さらにもう一回通り過ぎようとしたら、“すみません、ラバーガールさん、私たちのファンですよね? なんでファンじゃない感じで通るんですか?”と痛い指摘をされて(笑)。
大水:ダサいよね〜(笑)。
 
●逆に、最近怒ったり、悲しかったことは?
飛永:後輩と一緒に野球を観に行ったんですが、球場前に屋台が出ていたので、“何か買ってから入ろうか”となったんですよ。屋台だから自分の好きなものを食べたほうがいいなと思って、“これで好きなものを買いなよ”と1,000円渡したんです。後輩が“この丼にしました”と帰ってきたんですが、それが700円。だけど、おつりを返してくれなかったんです。その後、“ちょっとジュースを買ってきてもいいですか?”と言って、結局“いいのがなかったんでやめました”と戻ってきたんですが……やっぱりおつりは返してくれない。言うと“小さいヤツだな”と思われそうなので言えなくて、なんかモヤモヤが残りました(笑)。
大水:僕は怒ったというより“ちょっと気持ち悪かった”くらいの話なんですけど、野球を観に行ってたら、男の人から“ラバーガールさん、一緒に写真撮ってもらえませんか”と声をかけられたんです。でも試合中だし、周りに人がたくさんいたので、“すみません、写真はちょっと”と断りました。そうしたらその人、“僕、『○○』という番組のADをやってた者です”と言い出して。僕が前に出ていた番組なんです。なんで一回目は、ちょっとファンみたいな感じで来たんだろうと(笑)。スタッフだと言われたら、断るわけにもいかないし……。
飛永:やり口が汚いね(笑)。
 
●最後に、メッセージをお願いします。
大水:いろいろ大変なことにも挑戦していて、できれば最初から最後まで通して観てほしいな、というのはありますね。あとは『ラバーガール solo live +「GIRL」』を観て、“まだラバーガールのライブに行ったことない”という人は、ぜひライブにも来ていただければ嬉しいです。
 

 
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