こんちわ~す。『脳みそ夫 単独公演「こんちわ~すクラブ」』いよいよ発売だーい! 給食当番をするモーツァルト、OLになった聖徳太子など、まさかのキャラでブレイク中の脳みそ夫初DVD。あのキャラもこのキャラも新作キャラも、一気に楽しめる脳みそ夫ワールドをたっぷりお楽しみください♪

 

 
●初DVDはどのような内容にしようと思ったのでしょうか?
脳みそ夫:事務所の方と「単独ライブをやりましょう」という話になったとき、「DVDも出せたら」と言ってもらって。今までやってきたネタの“とりあえずのベスト版”みたいな感じで構成したいなと思っていろいろ考えたんですが、結局ベスト盤+新ネタになりました。今後のことを考えると全部新ネタのほうがよかったのかもしれないですが、一旦今までのキャリアに区切りをつけるというか、まとめて作品として残したいなと。
 
●ここ最近の活躍で生活は変わりましたか?
脳みそ夫:やっぱり収入が増えたことがありがたいですね。ようやくバイトに頼らない生活ができるようになりました。ネタにより集中できるという環境は念願だったので。ここ3年くらいはテレビ映えするネタというのを考えて。それまでは本当にいろんなことやってきてましたから。「M-1グランプリ」1回戦で脳みそ(の模型)と漫才やったり(笑)。そこで脳みそと水を入れた容器を舞台の上でひっくり返しちゃって、めっちゃくちゃ怒られました。あれはホロ苦デビューでしたね。それこそジャックナイフじゃないですけど、あの頃は尖ってました。
 
●事務所に入って考え方が変わりましたか?
脳みそ夫:ずっとフリーで8年くらいやってたので、その頃はライブでウケようがスベろうが自分だけのことで。ただ事務所に入ってオーディションに行かせてもらっても、今までライブでウケてたネタが全然通らず落ち続けてると、事務所での存在意義というか、ウケてる云々だけじゃ芸人としての存在が成立しないというか。事務所に入った以上は、自分の生活を変えるためにもちゃんとメディアに出ないと、と。そこからテレビ向けのネタっていう意識になりましたね。
 
●テレビで手応えを感じたネタは?
脳みそ夫:「ちびっこ石油王」がこの中だと一番古いネタなんですが、自分の中ではまだ過渡期にできたネタというか。でも僕がすごく好きな世界観なんです。教育テレビ系のネタで、見てる人が「何を見させられてるんだ」って思うような。それまでは音楽を使ったり衣装にこだわったことがなかったんですけど、これは考えましたね。この頃からだんだんグラデーションのように今の状態になっていくんですけど、その前に“ねづっちさんの半生を想像で振り返る”っていうネタがあって、僕の中ではひとつの到達点くらいに手応えがあったんです。まだフリーの頃、タイタンの若手ライブに出させてもらったとき、このネタがすごくウケて優勝して「これだ!」と思ったんですけど、でもどうにもオーディションで引っかからない。それでいろいろ考えたんですが、やっぱり僕自身を笑い者にしないとダメだなと。ライブでむちゃくちゃウケても“ねづっちさんをバカにする”っていう構図がある以上これは健康的じゃないじゃないですか。やっぱり自分を笑ってもらえるネタをしたいなと思って、そこから「チビッコ石油王」とか、自分なりのキャラをやるようになりました。
 
●どういう発想から自分なりのキャラを考えてるのですか?
脳みそ夫:“アイデアの作り方”みたいな本を読んだんです。“アイデアを生み出す基本は2つの異なるものを組み合わせて作ることだ”と。それなら僕は、首から上と首から下が違うものをくっつけようと思って、一番パンチがあってありえない組み合わせを考えてます。僕、大喜利がすごく好きで、なぞかけもそうなんですけど、共通点を探すってことがポイントになるので、「OL」の「聖徳太子」が言いそうなことっていう大喜利のお題としてネタを考えることができるんです。そういう意味でも「OL聖徳太子」は割とスッとできました。これ初めてやったときに信じられないくらいウケて。ウケすぎて先に進めないくらい。こういうのみんな好きなんですね。「冠位十二階」とか1ワードで1つボケが作れるので、用語があればあるほどいいんですけど、それを箇条書きにしていったものをどうつなげるかみたいな感じで作りました。
 
●キャラに寄った単語が出てくるネタだと、客層によってウケ具合が変わりますか?
脳みそ夫:全然変わりますね。「OL聖徳太子」とか「アラサー武士」は、僕の中ではわりと常識的な用語だけ選んでネタを作ったつもりなんですけど、やっぱり「歴史わかんないからわかんない」って言われます。「ぐるぐるナインティナイン」の「おもしろ荘」オーディションのときに、「モーツァルトの給食当番」と「OL聖徳太子」の2つやらせてもらったんですが、ディレクターさんが「モーツァルトのほうがいいな」と。そのころ僕はまだライブしか出てなかったので「聖徳太子のほうがウケるのになんでだろう」って思ったんですけど、歴史より音楽のほうがテーマが広いというか、より老若男女に届くということだったんだなあと。先日も番組で「OL聖徳太子」をやったら、ゲストの岡田准一さんが歴史好きでめちゃくちゃ笑ってくれたんですよ。でも「脳みそ夫さんって大半の人にウケるつもりないですよね」って言われて(笑)。「そんなことないっす~」って言ったんですけど、「そうか、普通の人はそう感じるのか」と。じゃあもっと幅広いネタを作ろうと思ってできたのが、「ムチムチニワトリ」とか「名とん偵豚美」ですね。最近だと「ラーメンヤンキーすすり」っていうネタもあります。ただ、テーマが広くなるにつれて、笑いが爆発するところが少なくなってるかなと。今ちょっとどうしたらいいのかなってまさに考えているところですね。
 
●今後はどういう脳みそ夫を見せていきたいですか?
脳みそ夫:世の中を席巻するようなフレーズだったり、そういう一気に流行るものを作りたいですよね。僕のネタは全部「こんちわ~す」で始まるんですけど、ないほうが始めやすいときもあるのに、どうしても「こんちわ~す」を推したいっていう気持ちで、もう全部入れようと。ただ最初に入れとくことによって、コントの途中で急に入れるとウケたりもするんです(笑)。今いろんな人が言ってくれてるのは本当ありがたいですね。「脳みそコンボ」っていうギャグもあってそれも流行ったらなと。自分の中の命題として、ゆくゆくは「こんちわ~す」とか「脳みそ夫コンボ」でゴールデンタイムの番組とか出られたら。まだ出してないキャラもいっぱいありますし、逆にもうちょっとガラッと変わるようなネタも作ってみたいという気持ちもあります。今はどうしてもウケたウケないの差が激しいので、どこに持って行ってもウケるネタを作りたいですね。
 
●このDVDのオススメの見方を教えて下さい。
脳みそ夫:好きなところとか、気になるネタから見ていただけたら。初心者には、「モーツァルトの給食当番」が一番とっつきやすいかなと思ってオープニングにしているので、最初から見ていただくのもオススメです。「地球の歩き方」ならぬ「脳みそ夫の歩き方」になってると思いますのでぜひ楽しんで下さい。
 

 
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