ライブの演出に漫画家の和田ラヂヲ氏を迎えた、『宮地大介 第二回単独公演「人生リハーサル」 vol.和田ラヂヲ』が9月25日に発売される宮地大介のスペシャル・インタビューをお届けまします。
これを読んでDVDを観れば、よりいっそう宮地大介の世界にハマれること間違いなし!

 
――お笑い芸人になったきっかけを改めて聞かせていただけますか?
がんすというコンビを組んでたんですが、がんすは元々僕の先輩が他の人と組んでたコンビなんです。初めてがんすを知った時、僕は役者をやってたんですが、「あの先輩がお笑いやってるの?」って思ってライブを観に行ったら、ラーメンズさん、雨上がり決死隊さんとか、今思えばすごいメンバーの中にぽつんとがんすがいて。ネタがまた本当につまんなかった(笑)。だからもうその日に、公衆電話から先輩に電話して「面白くなかった」ってハッキリ。そしたら「どこが面白くなかった? 相談に乗ってくれ」って。そこから彼の家に集まるようになったんですけど、気づいたら3人組になってたんです。
 
――がんすは3人組の時代があったんですね。
それが、爆笑問題さんの単独ライブの手伝いに行った時、打ち上げの席で、もう1人の相方が「僕辞めます」って急に言い出したんです。「後は頼んだ」って、そのまま帰っちゃって。で、コンビ・がんすとしてタイタンライブに出ることに。

――役者としての気持ちと両立できましたか?
それはコンビでやり始めて、2年くらいしてから。お笑いってやっぱり最強というか、お笑いさえできればなんでもできるんじゃないかって思えて。もしかしたら、これは役者としてもいい流れじゃないかって考え始めましたね。
――そこで、がんすとしての流れは変わりましたか?
ネタを書くようになりました。最初相方が書いてて、その後作家さんが書いてくれてたんですが、「こんなにおんぶに抱っこじゃいかん! 僕が書きます」と。なんでこんなことやってんだろうとは思いながらも(笑)。
――その後がんすが解散となり、いったん役者に戻ったそうですが、なぜピン芸人に?
当時のマネージャーが、僕がお笑いユニットのライブで披露したラジオネタを観て、あれいいぞって。それを引っ提げてタイタンライブ出てみないか、と。元々30分のネタだったんですが、ライブ用に短くして。すごく緊張したんですけど、反応は思ったより良かったんです。そこからタイタンライブに出て、いろんなラジオネタをするようになりました。

――ラジオネタのアイデアは尽きないですか?
テーマを何にするか決めるまでしんどいです。そこから流れがなんとなくつかめたら楽しんですけど、そこまでが毎日、図書館に缶詰。受験生みたいですよ。
 
――どのネタもすごくリアリティを感じます。
本当に知ってるのはへヴィ・メタルくらいですかね。なので図書館に行ってとにかく調べる。ネットの情報だけだと信用できないんですよ。本を調べると真逆のことが書いてあったりすることもあるんです。ネタを観てくれた人が、ネタの内容について調べた時に、「本当にそうなんだ!」って反応してほしくて。そういうの好きなんです。
 
――今回DVDに収録されているライブでは、和田ラヂヲさんが演出をされていますが、そのきっかけは?
去年、深作健太さんと一緒にやった時は、ネタを僕が書いてるんですが、今回2回目ということで、人が書いたネタやりたいなと。ガラッと変えるという意味でも、全部お任せしようと思ってたんです。ただ、会議でなかなかその候補が決まらなくて。そしたらある人が「和田ラヂヲさんどうですか」と。後から聞いたら、僕のラジオネタとか関係なく言ったそうなんですが、正直よく存じ上げてなくて。僕は「何、それはどんなラジオなの?」って(笑)。聞いたら、漫画家さんだと。これはちょっといいんじゃないかなと思ってオファーしたところ、「面白そうですね」と快く引き受けてくださいました。

――和田さんとはどういう稽古をされたんですか?
1回お会いした後にメールが来て、「僕の今までの集大成と宮地さんの今までの集大成が両方出ればいいですね」って。「すげー! これは頑張らないと」と思いましたね。で、和田さんの演出がまた面白いんですよ。例えば「ザリガニ」を最初僕が結構テンポよくやったんです。そしたら和田さんは、演出をすること自体が初めてですごくぎこちないんですけど、「うーん、えーっとえーっと」とか言いながら、「今の5倍くらい遅く」って。ビックリして「30分くらいかかりますよ」って言ったら、「でもそれちょっと1回見てみたい」って言うんです。僕が声をバーンと張った時も、「そこウィスパーで」とか。全部思ってたのと逆だったんです。ほかにも「感情込めないでくれ」って。それが難しくて。僕は何か表現したくなっちゃうんですよね。僕を見ながらニヤニヤしてましたよ、和田さん(笑)。
 
――ライブ後、和田さんからはどんな言葉があったんですか?
「ほんとに楽しかったです」って言っていただきました。「僕の人生でこんな楽しかったことはない」って。これは嬉しいですよね。

――宮地さんご自身の感想は?
いやー、まだまだだなと思いました。雑だなというのが正直な感想。自分では丁寧にやってるんですが、詰めが甘いというか。ラジオ以外のネタはもうちょっとなんとかならなかったのかと。去年のライブの時はそんなこと思わなかったんです。ただただ、やっと出来た、と。でも今回はちょっと冷静になりましたね。なんかこう、自分のクセとかよく出てるんですよ。邪魔ですね。ちゃんとしろよって思いました(笑)。
 
――特典映像には、その去年のライブも収録されてますね。
あの時はもう、とてつもない達成感でしたね。またやりたいと思いました。今回とまた全然違いますね。
 
――ちなみに、第3回のライブの予定は?
来年の9月あたりを狙ってます。頭の中では着々と組み立ててますので。そちらもお楽しみに。

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