芸術の秋、アートの秋到来!お笑い芸人の中にも大きく花開きそうな優れた才能を持った人たちがたくさんいます。
その素晴らしい作品を紹介してもらいました。
これを機会に各芸人がSNSでもいろいろなアート作品がアップされているのでチェックしてみてはいかがでしょう。

 
<金雀・田中ヤマネコ> 芸歴4年・25歳(ワタナベエンターテインメント)




『文字絵』

・作品を作ったきっかけは?
昔、書道を習っていたこともあり、筆で字を書くのが好きで、絵やメッセージと字が上手く融合できたらおもしろいかなと思って描いてみました。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
「よく見ると字になってる!」とか、「よく見るとこんなところに字が隠されてる!」とか、“よく見ると”っていうところを注意して描きました。
筆ペンで描いてるので、失敗しても消しゴムで消せないし、一発勝負なので字のバランスが大変でした。
消しゴムで消せる筆ペン欲しいわーと何度も思いました。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
字や絵は自分の世界を表現できるもののひとつなので、将来は個展や本の挿し絵、Twitterでは可愛らしいキャラクターも描いたりしているので、ヴィレッジヴァンガードやガチャガチャなどでグッズや絵本、LINEスタンプも出したいです。
子どもたちがワクワクするような絵や字を描いていきたいと思っています。
 

 


 
<日本エレキテル連合・(左)橋本> 芸歴10年・33歳(タイタン)
<日本エレキテル連合・(右)中野> 芸歴10年・34歳(タイタン

『朱美の真ん中』

・作品を作ったきっかけは?
ちょうど撮影していた「グッバイヒューズ」のセットの若冲の鶏が朱美ちゃんとマッチしていたので、インスタグラム用に再びセットを組んで撮りました。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
凝視すると2体の朱美ちゃんが艶やかですが、薄目で見ると目も当てられないほどの官能的な仕掛け。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
握っただけの粘土に適当なタイトルをつけたものがオークションで跳ね上がりたい。
 

 


 
<小林ぼっち> 芸歴6年・31歳(プロダクション人力舎)

『友達Tシャツ』

・作品を作ったきっかけは?
好みのプリントTシャツが見つからなかったので自分で作ろうと思ったのがきっかけです。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
どちらとも緊張感のない表情で、二羽が「気のおけない友達」であることを表現したつもりです。体格差のイメージは『スターウォーズ』のC-3POとR2-D2にがっつり影響を受けてます……。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
イラストを描くのが好きで、Twitterに漫画を公開などもしているのですが、それらがいつかグッズや書籍になったら嬉しいです!
 

 


 
<スーパーニュウニュウ(左)大将> 芸歴12年目・34歳(マセキ芸能社)
<スーパーニュウニュウ(右)ふるや> 芸歴8年目・30歳(マセキ芸能社)

『内村さん等身大人形』

・作品を作ったきっかけは?
番組で、内村光良さんに僕らから手作りのプレゼントを渡すという企画で作成しました。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
身長が本人と同じ。
収録終わりにそのまま等身大の人形を持ち歩いて帰ることになったのですが、その日がちょうどハロウィンということで、通行人に死体を運んでいるコスプレだと間違われました。(大将)
下半身と手を担当しましたが、左手の人差し指の太さが絶妙に同じだと確信しております。(ふるや)
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
段ボールで一軒家を建ててみたい。(大将)
空を飛べるようになりたいです。(ふるや)
 

 


 
<ローズヒップファニーファニー ハギノ・リザードマン> 芸歴15年・34歳(サンミュージック)

『カッパ』

・作品を作ったきっかけは?
寿司屋のコントで客がカッパ巻きを頼んだらカッパが出てきて大将が襲われるというボケをやりたくて作りました。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
ポイントは首が左右に可動する所と、何を考えているかわからない感じの目です。
今も苦労していることは、ずっと使っていた緑色のテープが廃盤になってしまって、似たような色のテープを探さなければいけないということです。
このカッパと戦うネタを披露してお笑いの大会で優勝させていただいたことがあるのですが、そのときの賞品が米俵だったため、カッパを倒して米をもらうという、昔話のような経験をさせてもらいました。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
ネタで毎回たくさんの小道具を作っているので、いつか小道具の個展をやりたいと思っています。また外国の方にも笑っていただけるような、見ただけで笑える小道具を作っていきたいです。
 

 


 
<ギャルズ・ベーグル吉村> 芸歴:9年・32歳(太田プロダクション)

『ノーハンドお餅にきな粉かけキット』

・作品を作ったきっかけは?
ネタの中で、「手を使わず餅をついてきな粉をかける」という技を披露することになり、それを可能とする装置の作成が必要となったため。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
棒の長さと土台の高さの絶妙なバランスを見てください。緻密な計算と、壮絶なる苦労、幾度とない試行錯誤、そして制作費2500円の賜物なんです。この長さと高さでなければきな粉は上手く飛びません。近所の公園で何度も練習し、何度も周りの人に変な目で見られました。
なお、このまま持ち運びが出来ないので、ネタをやる際は分解して持ち込み、現場で組み立てるので、調整のために最低1時間は入り時間より前に到着して練習する必要があります。
こうして完成したこのネタの成功確率は45%です。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
芸人が小道具作成に費やす時間と労力は、視聴者の方やライブのお客様が思われてるより何倍もかかってます。なのでネタ中に小道具が登場したら、その一つ一つにストーリーがある事を忘れないで欲しい。
 

 


 
<世田谷フレンズ・鈴木奈都> 芸歴14年・年齢非公開(太田プロダクション)

『友部』

・作品を作ったきっかけは?
昔、20年以上前に、美術大学に通い日本画を専攻していて、その時の課題で作りました。当時、太った人や身体と人間の欲望をリンクさせるという、ちょっと尖った(?)テーマで作品を作っていて、太った友人に、モデルになってもらって描きました。タイトルはそのモデルの名前です。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
日本画の作品というのは、大きいサイズで描かれることが多くて、これも1m×1.3mぐらいのサイズです。さらに日本画の絵の具は、岩絵の具という、天然の鉱石や貴石を砕いて出来ているもので、めちゃめちゃ高いです。ラピスラズリという、宝石を砕いた絵の具もあるくらいです。
大きいサイズ&絵の具代も高いので、学生時代は慢性的に金欠でした。美大生は私を含めて飲んべえが多いのに、外に飲みに行けないので、アトリエで、一升瓶の酒を持ち込んで、絵の横で飲んでました。私はほぼ毎回べろべろになって、お酒をこぼすので、この絵にもだいぶ酒が染み込んでます。お酒のお陰で、深みのあるいい色の味わいになってると思います。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
美術大学の大学院まで出てるのに、今のところそれを生かした芸人活動は出来てません。親からは「授業料ドブに捨てた!」と言われてます。今は漫才をやっていますが、絵が描けるのでそれを生かしたネタもやって、親を納得させたいです。
 

 


 
<かがわの水割> 芸歴14年・44歳(太田プロダクション)

『大人のキャラ弁』

・作品を作ったきっかけは?
子供向けじゃないキャラ弁を作りたいと思って……
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
「ARTな部分を取るか?」「お弁当としての栄養バランスを取るか?」自分との葛藤に苦労しました。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
キャラ弁本を出して印税で暮らしたいです。
 

 


 
<アメリカザリガニ・平井> 芸歴24年・45歳(松竹芸能)

『ハロウィン』
 

『月下の武士』
 

『鉄塔から眺める太陽』
 

『モーションキャプチャを利用したVtuber』

・作品を作ったきっかけは?
「ハロウィン」は純粋に女の子の練習です。レトロや昭和といったテーマで構成されています。
「月下の武士」こちらはスマートフォンゲームのイベント用イラストです。
「鉄塔から眺める太陽」こちらは男の子の書いた詩をテーマに作られた作品です。
「Vtuber」はプロジェクトチームを組んで研究を進めている3DCGとセンサーを利用した「IoT」作品です。
 
・見てほしいポイントや苦労した点など、作品にまつわるエピソードを教えてください。
鉄塔から眺める太陽は、男の子が車いすの生活を強いられている環境で、いつも考えることは、自分自身が動くことができれば、あの大きくそびえ立つ鉄塔が渡していく送電線の先を見たいという強い願望でした。それを絵にしてご本人に送りました。
 
・アートや小道具に関する将来の夢や今後の希望は?
テクノロジーを利用した展開を構築しています。個人での活動という制限された環境ではありますが、「エンターテイメント2.0」をテーマにインターネットやセンサー技術を利用して、スマートフォンや店舗、劇場など様々なシーンで利用できるサービスの起点になる技術を開発しています。
まずは、イベントの演出などで利用できるCG技術、インターネットを利用したデータ転送で具現化されるバーチャルエンターテイメント空間の制作、ファンが利用する課金システムや交流できるシステムなどを開発を進めたいと考えています。
今後はプロジェクトの規模を大きくし、賛同いただけるパートナーを募った上でアジアでの展開を希望します。
 

 


 
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