「R-1ぐらんぷり2015」王者・じゅんいちダビッドソン、満を持しての初DVDが完成!!本田圭佑選手の新ネタではこれまでにない新たな形が誕生! 本田選手に次いで「似てる!」と評判の土井善晴先生ネタはブレイクの予感!? さらに見応え抜群の特典映像と、JDのやりたいことをこれでもかと詰め込んだ1枚。DVDをプレーヤーにセットしたらキックオフです!

 

●初DVD化となる単独ライブでしたが、どのような内容にしようと考えましたか?
じゅんいちダビッドソン:DVDは意識しなかったです。毎年の単独ライブと同じように新ネタを作って、それがDVDにもなるという感覚でしたね。毎年ライブで新ネタを作っているので本田圭佑選手以外のキャラも結構あるんですが、やっぱり本田選手のネタを見に来る人が多くて。本田選手以外のネタをやるとポカンとなる可能性もあるんですけど、新ネタはやり続けないといけないなと。僕自身いろんなキャラクターをやるのが好きなので、そこは意識して新ネタをやってます。
 
●今年新たにチャレンジしたネタは?
じゅんいちダビッドソン:「料理人漫談」の土井善晴先生は、一昨年のライブでちょっとやって、今回新たにガッツリ漫談を作りました。元々、土井先生に似てるって言われることが多かったんですが、その頃、ものまね芸人ではないのにものまねネタで世に出たから本田選手以外にもものまねがあったほうがええんちゃうかなと思ってて。白いスプレーで髪型を似せてみたら、自分でも「似てるなあ」と。先生の料理番組を見てみたらしゃべり方もわりと似てて。これはできるんじゃないかと思って、料理に例えていろいろやってみたんです。「みりん」のくだりを思いついたときは自分で笑っちゃいました。
 
●手応えは?
じゅんいちダビッドソン:やっぱり料理よりサッカーのほうがよく知ってますし、本田歴が長いので、本田選手のネタではアドリブもポンポン出るんですが、土井先生の場合は、今回のような1本ネタはできても、まだまだこれからの感じはありますね。実はお笑いライブ来ているお客さんの中で、土井先生がピンと来ない人が多くて。「NHKの料理番組に出てる」って説明すると、「あっ」てなるんですけど、僕の知り合いはこのネタ見て「オリジナルキャラやと思った。原型あるんや」って。料理人キャラだけで成り立ってるって意味ではいいなと思ってるんですが、逆に僕がこのネタでウケるようになって、土井先生をもっと知ってもらいます(笑)。
 
●料理用語はどのように調べてるんですか?
じゅんいちダビッドソン:僕自身は全然料理できなくて、作れるのはカレーくらい。うちの嫁がよくクックパッドを使って料理をしてるので、それは知ってましたね。ただ、「何を言ってんねんこいつ」っていうネタなので、料理についてそれほど知らなくてもバカバカしい感じになってるんですけど、料理の用語を知っていればもっといいものになっていくかなと思います。本田選手のネタで“本田返し”みたいなことをやってるので、土井先生のネタでも、例えば客席がウケてなかったら「弱火ですね」って言ったり、そういうことをやっていけたら。自分で料理をし始めたら変わるかもしれないですよね。今は切るとか煮るとか代表的なことしか知らないですが、冷蔵庫で寝かすとかありますもんね。
 
●この先のびしろがすごそうですか?
じゅんいちダビッドソン:いやほんと、この先の味付けがすごいです。
 
●本田選手の新ネタはどのように開拓しているんですか?
じゅんいちダビッドソン:「R-1ぐらんぷり」でやったネタと同じように作ろうとしてしまうと弱くなるんですよ。前に、すごくウケたネタと同じような感じで作ったことがあるんですけどほんとに弱くて。だからあんまり考えず、とにかく違う設定で、あんまりマニアックなワードを出さないようにしてやれたらええなと。「本田の不動産屋」はベースにショートコントみたいなのがあって、それを長くした形です。もう最近は本田選手のものまねというより、「本田です」って言いながら全然関係ないことを言うという感じなので、「本田のミニテスト」はちょっとこれまでと趣向の違う、前までやってなかった形ができましたね。国語を2種類と算数をやったんですが、違う科目ってなると難しいかも。社会は、「本田選手が社会の先生になって授業をする」ってネタがあるし。あと本田選手が料理をするってネタもあるんですけど。あ、あれじゃないですか、もしかしたら、「本田選手がもしもこの職業だったら」っていうネタを作り続けていって、最終的に本田選手……、サッカー選手になるんじゃないかな。
 
●「アメリカを知り尽くした男」は長くやってるキャラですね。
じゅんいちダビッドソン:これはピン芸人になって最初のネタで、初めてテレビにも出られたネタなので、やはりやっておこうと。アメリカといえば何かなって、アメリカの有名人とか映画とか、そういうのを考えてネタ作りをしてるので、あまり時事ネタには影響されないんですが、今回トランプさんは入れましたね。あとこのネタ、でっかい声でしゃべるので、単純に気持ちいいんです(笑)。
 
●「水球漫談」は御自身が水球をやっていた経験から。
じゅんいちダビッドソン:昔は「水球あるある」ってネタをやってたんですが、それだと「知らねーよ」ってなるんですよね。だったら水球を説明することにしたほうが漫談の形に近いし、お客さんも笑いやすいんじゃないかなと作ってみたら、わりとウケがよくて。実際は全然水球のことを教えてないんですけどね(笑)。これ今後、水球だけじゃなくて、僕が詳しいものや趣味とかに置き換えて、いろんなネタを作りたいなと思ってます。
 
●ものまね、漫談、コント、なぞかけ風など多彩にネタを作られてますが、ジャンルでいうと御自身は何芸人だと思われますか?
じゅんいちダビッドソン:よく憑依芸って言われます。キャラクターを作ってそれで漫談やることが多いので。ただ好きなのは、バカみたいなネタが好きなんですよね。浅~いことを言ったりするのが好きなので、そこを笑ってほしいなっていう気持ちはあります。うまいことを言って「うまいな」って言われるよりは、「何をうまいこと言ってんねん」って見られたいんですよ。
 
●特典映像の「イタリア紀行クイズ」には同じ事務所のU字工事さんとまとばゆうさんが出られてますね。
じゅんいちダビッドソン:なかなかないですからね、この3組が一緒になること。U字工事 と2組でも珍しいのに、アミーパークが撮影で3組揃うって奇跡なんですよ。この前まさに収録でU字工事と会ったとき、お互いに「2組おる!!」ってなって。「これやばいぞ! なんか奇跡おきてるぞ!」って言うてたんですよ。それが3組も揃うって。今年の夏くらいに隕石とかくるかもしれない。
 
●イタリアでの映像がたくさんありますが、こういう使い方を想定して撮ってたんですか?
じゅんいちダビッドソン:いえ、イタリアに行ったとき、特に目的とか決めずに「とりあえず撮っておこう」って感じで。特典映像の打ち合わせで「こんなんありますよ。全部撮影してるんです」って言ったら、「それいいですね」と。こういう形で活きてくるとは思わなかったですね。それでクイズにすることになったんですけど、普通のクイズをやるよりは、せっかくU字工事とまとばゆうがゲストに来てくれるんだったら、怒らそうかなって。普通の問題じゃなくて、もうほんとどうでもいいことばかりやって。ネタと似てるんですよね。イタリアのこと全然教えてくれない。こういうのが好きなんでしょうね。U字工事たちは結構ほんとにイラついてます(笑)。
 
●幕間映像はすごいクオリティですね。
じゅんいちダビッドソン:これ見応えあると思いますよ! 単独ライブの幕間映像のレベルじゃないです。実はいつもお世話になってる番組のスタッフさんに手伝っていただいたんです。ちょっとマジな感じなんですが、バカバカしくて面白くて。これがね~、またライブってすごくて。「ここウケるやろうな」ってところで拍手きたりするんですよ。「感動しました」って言われたり。「いや、ちがうちがう! 俺ウケると思ってやってんけど!」と(笑)。まあライブは生ものですからね。いろんな意見があって楽しいです。
 
●今年の単独ライブについてはもう何か考えてますか?
じゅんいちダビッドソン:今年は芸歴20年目なんですよね。もちろん新ネタはやりたいですけど、ツアーをやるのかとか。ちょっと考え中です。
 
●先日行われた「R-1ぐらんぷり2017」は、歴代王者としてどのように見てましたか?
じゅんいちダビッドソン:ちょうど休みだったので、飛石連休の藤井さんの家で何人かと飲みながら見てました。もうゲラゲラ笑いながら。みんな面白かったですね。もちろん僕が優勝したタイミングで終わってほしかったですが(笑)、でも続きますからね。こうやって毎年毎年面白い人たちが出てくる中、新ネタを作るっていうのはみんなやってる最低限のことで、それプラスいろんな面白いことをやっていって、それがネタになっていくといいなと思ってます。イタリアでライブやったのもその1つですし、普通のことじゃないことにチャレンジしていかないと、残れない。例えばナイツみたいなすごい漫才師だったらずっと漫才やっていけるかもしれないですけど、ピン芸人は「R-1で優勝した」っていっても、そこからですよね。
 
●最後に読者にメッセージをお願いします。
じゅんいちダビッドソン:いろいろ言うとりますけど、メッセージが何もない笑い、特に何も教えてはいないネタなど、そういう意味ではすごくリラックスして見れます。ネタはそんな感じですけど、特典映像と幕間映像のボリュームは、DVDにしてはなかなかすごいので、ライブのネタ、ドキュメンタリー映像、イタリア紀行クイズという全部で1個の作品として、かなり見ごたえのあるDVDです。ただ、特に何も教えてくれはしないです。リラックスして見てください。
 

 
 
『じゅんいちダビッドソンの「のびしろの向こう側」』詳細ページは こちら