ついに『R-1ぐらんぷり2016』チャンピオンの初DVDがコンテンツリーグから発売! ライブ界で長きに渡ってその名を轟かせてきたハリウッドザコシショウのネタを、何度でもたっぷり楽しむことができます。念願のDVDということでザコシショウも気合十分。DVDへの思いが溢れて止まりません!

 

 
●初のDVD発売が決まった時のお気持ちは?
○お笑いのビデオは学生の時から借りて観てましたし、お笑いやろうと思った時からこういう作品を出すというのは夢でした。なので、昔からの夢が叶った、みたいな。嬉しいですね。
 
●その記念すべき初作品を『ギャグ100連発』にしたのはなぜですか?
○単独ライブをやるというのもひとつあったんですけど、僕がなんでここまで来たのかというと、モノマネをやって世間に認められたので、これが一番いいんじゃないかなと。『100連発ライブ』はこれで3回目なんです。1回目、2回目やって、単独ライブでは『30連発』というのもやってまして、これが一番やりやすい形でしたね。
 
●100個のラインナップはどのように決めたのですか?
○大きく分けると最初のほうが昔のネタ、真ん中が中期、後半が最近のネタですね。これまでの『ギャグ100連発』もそんな感じなんですけど、今回のが一番出来がいいです。
 
●ラインナップの中でザコシショウさんのお気に入りは?
○ピーになってますけど、A〇〇〇ですね(笑)。あとこれもピーになってますけど「やりつくされた〇〇〇〇のマネをあえてやる」。
 
●「金八REMIX」や「ぐうたらな猫」は、すごい観察力だなと思いました。
○僕はね、いろいろ分析してるんですよ。武田鉄矢さんのVTRをスロー再生とかしたりね。“あ、こう動いてるんだな”と。猫も動画を観るのが好きで、YouTubeを観てたら“あ、これは面白いな”と思ってやりました。ただの形態模写、ボケてない(笑)。これはね、収録ライブで普通の芸人はできないですよ。ハート折れますから。
 
●ハリウッドザコシショウさんのコアなファンにオススメのネタは?
○ばあさんかな。「ああ出てこんでいいよっていうババア」、回覧板の。ばあさん、たぶん誰とも話してないんですよね、1日中。だから話したいんですよ、回覧板持ってきた人と。持ってきた人は回覧板持ってきただけだから、すぐ帰りたいんですけど、ばあさんはなんとか引き止めたいっていう(笑)。
 
●では、『R-1』でハマったという初心者の方にオススメのネタは?
○「キンタロー。」とか「誇張しすぎた木〇〇〇」ですかね。あと「ライガーボム」。もはやモノマネじゃないですけど。
 
●ラインナップで悩んだところは?
○大人の事情で“これは入れるのやめてくれ”みたいな(笑)。やるとしても、“モザイク入れると面白さが伝わらない恐れもあります”って言われたんですが、せっかく面白いネタがあるのに、順位が低いネタを持ってくるのもなんかね。まあ危険なビデオということで、“ピー”とかあるほうがいいかなあ、会場の雰囲気そのまま伝えるほうがいいかなって。だから“ノーカット・モザイク処理”いう方向になりました。モザイクやピーが入ってても、だいたいわかりますけどね(笑)。
 
●会場の雰囲気そのままに、という言葉通り、他のお笑いライブと違い、男性がゲラゲラ笑ってましたね。
○え? そうですか? 他のお笑いライブもそうじゃないんですか?
 
●プロレス・ネタになるとザコシショウさんの解説やエピソードが入り、とても饒舌になりますね。
そうなんですよ、好きなんでね。これね、モノマネなんですけど、結局モノマネを利用した漫談なんですよ。ボケがモノマネになってる漫談なんですよね。
 
●お客さんがどこまで笑えるのか、ついてこれるのかという勝負のようなライブだなと。勝敗をどう見ますか?
○勝ち負けで言えば勝ちですね。負けてたら、どっかでもう折れてます、途中で舞台に出てこないです(笑)。ベテランの芸人さんって漫談をずっとやってみたりってありますよね、そういう攻めた感じというか、確か古舘伊知郎さんもずっとひとりでしゃべるライブやってますよね(『トーキングブルース』)、ああいう感じですよ、古舘さんとまったく一緒です。
 
●特典映像のボリュームもすごいですね。「喚き-1グランプリ」では、ザコシショウさんの解説が冴え渡ってます。
○でしょ。面白かったですよね。本編もさることながら、特典映像がすごく面白いんですよ。初めてのDVDだし、ずっと出したいなという気持ちがあったので、出すからにはパンパンにしたいなと。実は隠し要素もいっぱいあるんです。ひとつ絶対見つからない要素もありますよ。全体的に昔のファミコンみたいな感じになってるんですが、ファミコンのパッケージって味があるじゃないですか。説明書とか雑ですし。ああいう感じが好きなんです。
 
●男性ファンが多いこともそうですが、同世代のその感じが好きな人たちが大人になって今まさに応援してくれているのでしょうか。
○“お前やること変わってないけど、世間が認めたんだな”ってことをよく言われます。昔のファミコンって“頭おかしいんじゃないの”って感じじゃないですか。クレイジーな部分が残ってるんですよね。新しいゲームがあってこそわかることなんですが、新しいゲームって、そういう要素はないんですよ。全部親切。親切は親切でやってて面白いんですけど、なんか物足りなくなるなって瞬間があるんです。そういう時や、同じようなことを感じてる方はぜひこのDVDを観てもらうといいと思います。
 
●逆に『R-1ぐらんぷり』チャンピオンということで、このDVDを買われる方もいらっしゃるかもしれませんが、観る前に諸注意はありますか?
○『R-1』の気持ちでこのDVDを観ると、ちょっと“ウッ”と来るかもしれないですね(笑)。『R-1』はテレビ的にアレンジしてるんですが、このライブではネタに入る前に、整える儀式があるんですよ。それも長々と。あの儀式を『R-1』とかではできないじゃないですか、時間制限がありますから。だけど僕バカなんで、3年くらい前の『R-1』で儀式も入れてたんですよ。“そりゃ受かるわけねーな”と。3分のうち1分くらい儀式(笑)。
 
●『R-1』の頃の取材で、“2、3年前からネタがウケるようになった”とおっしゃってましたね。
○より効果的に笑いを取りたいなと思うようになったんです。漫才でもコントでも3、4分の中にどれだけボケを入れられるかとかですよね。スリムクラブみたいにすごく間を使うコンビとか、異色な人たちもいますが、でもそれはあくまで異例で、“ここがダメでも次がある、次がダメでも次で”っていうボケがいっぱいあれば、ちょっとスベったって挽回はできるので、3分の中に要らないものはなくしてネタをいっぱい入れるようになりました。
 
●『R-1』で優勝してから、より一層好きなことができるようになりましたか?
○そうですね、前から言われてたんですよ、“お前はそうやって昔から好きなことやってるけど、1回売れてから好きなことやったら”と。結局、僕は自分のネタを突き詰めて『R-1』優勝しましたけど、芸人のタイプによっては自分を曲げてやらないといけないかもしれないですね。正解はないんですが。『R-1』のネタだって自分の突き詰めたネタではありますけど、全部が全部自分が一番がやりたいネタではないですから。構成も順番も考えてのあの8本なんです。「◯◯議員」が8つの中の6発目なんです。あれが5発目でも4発目でもダメなんです。あの8つの中の6発目が「◯◯議員」、7発目が「やばいサラリーマン」であるからこそ、バランスがいいというか、ブレイク・ポイントがあるんですよね。DJと一緒です。“ここでちょっとウケるやつをやって、ここで引かす”とか。このDVDもそうです。順番もデタラメにやってるわけじゃなくて、序盤に「ファミコン」ネタが続いているんですが、ここは「ファミコン」「別のネタ」「ファミコン」では違うんです。マニアックなネタなので、飛ばしてやっては意味がないんですよね。
 
●ネタではボケまくるザコシショウさんが実はツッコミ体質というところが、今のお話から滲み出てきてますが、特典映像の「ゲロ大喜利」でも自らボケて自らツッコむなど、DVDにはツメを隠し切れないところが満載です。
○そうですよ。ひとりでボケて、ひとりでツッコむというのも、“どうやったらうまい設定があるかな”って考えて見つけたんです。それがまさにこのDVDなんですよね、モノマネだったり、大喜利だったり。結局ひとりコントって、そういう設定じゃないと難しいんですよね。例えば、ネタ帳を拾った、ネタ帳にどんなことが書いてあるんだろう、読んでそれに対してツッコむ。そういう設定がしっかりしてないと、ひとりコントってできないんですよ。漫談スタイルだと、モノマネをやって、なんだこのモノマネはって自分でボケて自分でツッコむっていうことができるから良かったんです。
 
●知的さが溢れて止まらないですね。
○いやいや!! 適当にやりましたよ、このDVDは。前日考えてやりましたよ! ははははは(笑)。
 
●最後に読者にメッセージをお願いします。
○副音声でコメンタリーをしてるんです、僕とキャプテン渡辺と錦鯉で。モノマネの解説だったり、普通のくだらない話だったり。1回観て飽きてしまった人も、もう1回楽しめます。モノマネを観ずに流して聞いていただいてもいいかもしれないです。隠し要素あり、コメンタリーあり、特典映像あり、盛りだくさんだからぜひ買ってください。

『ハリウッドザコシショウのものまね100連発ライブ!』詳細ページはこちら