今やCMにも出演、活躍の場をどんどん広げている、あばれる君。しかし彼の真髄は、やはりネタにある。いつもながら彼が演じる人物は斜め上方向に真っ直ぐで、一生懸命生きていて、だからこそペーソスを感じる。さらに新たな一面も見せたDVD『あばれる君単独ライブ「うまれる君」』リリース記念インタビュー!

 

 
●オープニングで、いきなり生まれてましたね〜。
あばれる君:生まれましたね〜。やっぱり、そういうパフォーマンスも必要かなと思って。安産でした(笑)。
 
●こちらのDVDは単独ライブを収録されたそうですね。
あばれる君:はい、公演日は9月25日と26日、そして25日は僕の誕生日でした。そういう意味でも“うまれる君”です。
 
●そこも引っかけたわけですね!
あばれる君:それ以外にも、いろいろ引っかけているんですよ。ネタが生まれる、笑いが生まれる……、いろんなものが生まれる。縁起のいい言葉です。
 
●ご自身の中で、一押しネタは?
あばれる君:やっぱり、「ショートコント」ですかね。今までの僕のネタって、考えさせるものが多かったんですよ。でもこのネタは何も考えず、互いに感覚でぶつかり合おうというネタです。逆に自分の中ですごく新鮮で、やっていて楽しかったですね。スベっても、落ち込んでいる暇がないんですよ。すぐ次のネタに行かなきゃいけないので。心が折れたのは、30連発中の29発目でした(笑)。
 
●確かにものすごい畳み掛けなので、“ショート・コント・ハイ”と言いましょうか、“あばれるハイ”と言いましょうか、だんだん面白くなってきますね。そして長いネタに関しては、やはり、あばれる君特有のペーソスが感じられます。
あばれる君:ペーソス感じますか!? 出したかったんですよ、ペーソス! ……初めて聞いた言葉ですけど(笑)。
 
●観ていてもちろん笑えるんだけど、ちょっぴりもの悲しいんですよね。
あばれる君:そうですね、ハートフルというか、ちょっと切なくなるというか……。余韻の残るものにしたいんです。バッド・エンディングだろうが、ハッピー・エンディングだろうが、心に残るものにしたいという思いがありますね。
 
●作品として、そういうものがお好きなんですか?
あばれる君:好きなんです。例えば野球でも、サヨナラ勝ちのシーンが大好きなんですよ。ラグビー日本代表の金星なんて、ドンピシャでした。何回見ても泣ける! そういう感動や逆転とかが大好きなので、ネタの節々に出ているのかも。
 
●ある意味、“ネタで泣かせたい”という気持ちもあるんですか?
あばれる君:ありますね。
 
●この時の単独ライブで、泣いていた人はいましたか?
あばれる君:ひとりもいませんでした(笑)。
 
●ちなみに、お気に入りのキャラクターは?
あばれる君:「ヘアワックス屋」の人ですかね。声を張らずに演技することは、自分の中でも挑戦だったんです。渋さを出したかったので。そうしたら、意外とみんな“良かったよ”と言ってくれたので、その気になってます(笑)!
 
●前回と今回の単独で、大きく変えたところはありますか?
あばれる君:今までは言葉で笑わせていたのですが、言い回しだけにこだわらず、目で見てもわかるようなものにしています。だから「ショートコント」みたいな自分の中で新しいことが、できたんだと思いますね。
 
●当日の単独ライブで、思い出深いことはありますか?
あばれる君:そうですね……、マネージャーがローソン・チケットを全部なくしたことですかね(笑)。あとは、かなり忙しい時期だったのもあり、寝ても覚めてもライブのことを考えていたんですよ。“生きてるっ!”って感じでした(笑)。
 
●このDVDをどんな人に薦めたいですか?
あばれる君:一番は、やっぱり僕のことを好いてくれているファンの方々。あと、ライブに来たくても来られなかった人がいっぱいいると思うんです。そういう人にサンタさんが届けてくれたらいいな、と思います。
 
●あばれる君にとって、単独ライブの意義とは?
あばれる君:年一の、自分の価値観を表現するもの。僕は単独ライブ全体、頭から最後までが作品だと思ってます。名刺というか、音楽家が書く曲、小説家が書く小説のようなものですね。
 
●さて、プライベートもお伺いします。最近ハマっていることは?
あばれる君:夜の散歩と瞑想です。散歩は家の周りを歩きます。住宅街に住んでいるんですが、どこに行っても似たような景色なんですよ。わざと奥地に迷い込んで抜け出すゲームを楽しんでいます。“ここ、どこだ!?”という恐怖感と、“知ってるところに出た!”という安堵感の落差がたまらないんですよね。冒険している気分になります。瞑想は、精神世界と向き合うのが好きなので。楽しいと1時間くらいやっちゃいます。何も考えないでいると、脳のシワの間をこすって洗ってもらっているような気持ちになります。
 
●あばれる君が興味を惹かれる人って、どんな人ですか?
あばれる君:質問した時に、意見を持っている人ですね。例えば難しい時事ネタに関しても、“僕はこう思う”という意見がある人。今惹かれているのは、キングコングの西野さんや、ロッチのコカドケンタロウさん。クリエイティブだな、と思います。あと、ビートたけしさんと二度ほどお仕事をご一緒させてもらったんですが、とにかく会話の引き出しが多い! 憧れたし、シビれました。
 
●プライベートで挑戦してみたいことはありますか?
あばれる君:英語の習得です。自分のネタを英訳して、海外の人に見てもらったりしたいんです。さすがにショート・コントはやらないと思いますが(笑)。
 
●そして、好きなファッションは?
あばれる君:シンプルです。Tシャツ、ジーパン、スニーカー、キャップ。動きやすくてスポーティで、なおかつファッショナブルな服が好きです。憧れは吉田栄作さんのファッションです。
 
●最後に、メッセージをお願いいたします。
あばれる君:検索してこのページにたどり着いた人、やっと引っかかってくれましたね。『うまれる君』、あなたが観た時に何が生まれるのか。笑いなのか、失笑なのか、それとも感動なのか。とにかく何かを生むと思うので、ぜひ観てください。
 

『あばれる君単独ライブ「うまれる君」』詳細ページは こちら